2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K11412
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
宮田 圭 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80438051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長峯 隆 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10231490)
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
臼井 桂子 札幌医科大学, 医学部, 講師 (60402872)
成松 英智 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70295343)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 蘇生後脳症 |
Outline of Annual Research Achievements |
持続脳波モニタリング(cEEG)をICU入室直後から発症72時間まで施行した。自己心拍再開後の超急性期から認められる脳波異常の経時的変化やてんかん性活動の背景活動の周波数を元にカテゴリー化を行った。発症24時間以内の早期の脳波所見、特に背景活動の回復が予後に大きく関与する可能性が示唆された。 一方、周期性発射や低電位無反応性EEGや電気的無活動例では神経学的回復が見込めなかった。背景活動の見られる周期性放電患者や全般性spikeが見られる症例は24時間以内に予後を判定することが困難なことが多く、その後の背景活動の回復や電位の回復の経過を見る必要があった。背景活動の周波数を解析捨必要が示唆された。本年度は引き続き脳波測定症例を蓄積した。 症例数は約15例程度であったが、持続脳波測定の手法やプロトコールの作成に時間を要した。脳損傷の画像的評価は頭部CT/MRIで行ったが、神経学的予後との関連を調査中である。機能的画像とてんかん性放電との関連は見いだすことを検討していたが、現時点では十分な症例数を蓄積することができず困難であった。 さらに心停止後昏睡直後の電気的無活動状態からの回復過程の機序を解明する目的で、てんかん性発射の出現する局在や振幅、周期をDSA(Density Modulated Spectral Array)やパワースペクトラム解析を用いて定量的に評価方法や、脳波データを基にフーリエ変換を利用し背景活動の周波数解析を行う手法について基礎的な検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
機材利用も遅延したため研究開始時期が遅れ、症例の蓄積が少数のため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度はPCAS患者の急性期の脳波異常所見から予後予測モデルを作成する予定である。
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Causes of Carryover |
必要であった物品が小額であった。次年度は消耗品などの請求を行う。
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