2021 Fiscal Year Annual Research Report
EG analysis for patients with post-cardiac arrest syndrome
Project/Area Number |
16K11412
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
宮田 圭 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80438051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長峯 隆 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10231490)
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
臼井 桂子 札幌医科大学, 医学部, 講師 (60402872)
成松 英智 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70295343)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | EEG / PCAS |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間全体の2016年12月から2020年3月までの検討全体において73例の急性期心停止蘇生後脳症患者の持続脳波測定を行った。発症 72時間以内のEEG での背景活動の回復が予後予測につながることを証明するために、発症から測定までの経時間変化を測定し、神経学的転帰の関連の検討を行った。研究デザイン:前向き観察研究、施設:札幌医科大学高度救命救急センター、期間:2016年12月から2020年3月まで、適格基準:心原性心停止蘇生後の昏睡(GCS<8)に対して治療目的体温管理が施行された群のうち発症72hrs以内に経頭蓋によるcEEGが得られた症例とした。 方法:患者背景(年齢、low flow time、発症目撃の有無、第一発見者の心肺蘇生の有無、心室細動の有無、ECPR(体外式心肺蘇生機器)の有無、PCI(冠動脈血行再建術)の有無について調査した。主要転帰を発症30日後に評価し、退院時転帰 (CPC) に基づき2群に分類:CPC 1,2 (転帰良好), とCPC 3-5 (転帰不良)と定義した。脳波所見の分類はACNS分類に基づきgrade 1-6に分類した。grade 1を背景活動の50%以上観察できる正常脳波(ほぼ正常な脳波所見)と定義した。結果:発症から24時間ー36時間以内に出現したgrade 1の脳波所見の転帰良好予測は感度82%、特異度94.4%と高かった。結語:発症36時間以内の正常脳波所見の発現は神経学的転帰良好を予測しうる。
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Research Products
(1 results)