2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of calcium phosphate cement which can be formed easily with 3D-Printer
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16K11626
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
河野 文昭 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (60195120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 賢一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (00301317)
篠原 千尋 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (50332820)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | リン酸カルシウムセメント / ジルコニア繊維 / ナノジルコニア / 間接引張り強さ |
Outline of Annual Research Achievements |
リン酸カルシウムセメント(CPC)は骨補填材として広く用いられている。 しかし、強度が十分でないため、その用途は限定されている。 CPCの強度を向上させるために、多くの種類の強化材を含むプロトタイプのCPCが試作され評価されきた。今回、生体親和性に優れたジルコニア繊維とナノジルコニアをジルコニアジャーでアモルファス化したCPCの強さ向上のために含有させ、その効果を比較、検討した。 ジルコニアジャーでアモルファス化した試料の間接引張り強さはジルコニア含有量1%から含有量の増加に従い、増加したが、4%を超えると逆に減少した。 ジルコニア繊維含有試料の間接引張強さは、ジルコニア繊維の含有量の増加によって、増加しなかった。 ジルコニア含有試料とナノジルコニア含有試料の間接引張り強さは、含有率4%で7.8MPa、含有率3%で7.5MPaと最高値を示し、ジルコニア繊維含有率4%試料の5.4MPaよりも有意に高い値を示した。破断面のSEM観察では、ジルコニア繊維含有試料とジルコニア含有試料では、小さな白い結晶が観察され、大きな細孔が多く観察された。 一方、ナノジルコニア含有試料では、角粒状構造が観察され、粒状粒子間の細孔は減少していた CPCへのジルコニア繊維の添加は、粒子状のジルコニアよりも間接引張り強さに対する効果が小さいことが示された。
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Research Products
(2 results)