2016 Fiscal Year Research-status Report
チーム医療における高度実践看護師が担う看護専門外来システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
16K11993
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Research Institution | Niigata College of Nursing |
Principal Investigator |
岩永 喜久子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (40346937)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 看護専門外来 / 専門看護師 / 高度実践看護師 / チーム医療 / システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、チーム医療の一環として専門看護師(高度実践看護師)が開設する看護専門外来の実践状況とアウトカム評価、ならびにその運用がもたらす医療への貢献について明らかにするとともに、看護専門外来のシステム化に向けた示唆を得ることである。本研究は、4年間で4段階に分けて実施する予定の計画である。1段階(1年目)は、国内外の文献検討による看護専門外来の概念と、国内外有識者へのヒヤリングのための事前準備と、面接調査対象とする機関の洗い出しを行う。2段階(2年目)は、有識者へのヒヤリングと、10施設程度の看護専門外来担当専門看護師・受診患者への面接調査と連携医師への聞き取り調査である。3段階(3年目)は、看護専門外来のアウトカム評価指標を完成させ、全国の看護専門外来のアウトカムの評価調査を行い、4段階の最終年度は成果のまとめと報告を予定している。 1段階である平成28年度は、国内文献検索を行ったが現段階では専門看護師による看護専門外来開設に関する文献が少なく概念分析までには至らなかった。国外の専門看護師等が実施するホスピスケアと在宅医療を視察し、看護の専門性を探った。国内外有識者へのヒヤリングのための事前準備と、面接調査対象とする機関の洗い出しを行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1段階(1年目)は、国内外の文献検討による看護専門外来の概念と、国内外有識者へのヒヤリングのための事前準備と、面接調査対象とする機関の洗い出しの途中である。国内の専門看護師による看護専門外来関連の文献が少ないため、当初予定の概念分析には至らない可能性があるため、文献以外の情報を探ることとする。
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Strategy for Future Research Activity |
1段階である平成28年度の進捗実施状況を踏まえて、国内外の文献やそれ以外の情報等の検討により、看護専門外来の概念を確定させる。また、国内外有識者へのヒヤリングのための事前準備や、専門看護師が開設している看護専門外来の実施機関をインターネットを使って洗い出し、洗い出した機関から、無作為に我が国の専門看護師の全分野をカバーできる10機関の候補予定施設として選び出す。同時に、調査のための項目を検討し選定する。
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Causes of Carryover |
予定した実施計画の進捗が遅れたため、使用計画に計上した人件費・謝金・その他を使用しなかったため残高として残った。この額を平成29年度分として請求した助成金と合わせて次年度使用額とする予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度に予定し計上していた人件費・謝金・その他を使用しなかったため残高として残ったため、この額を平成29年度分として請求した助成金と合わせて次年度使用額とする計画である。面接調査に係る旅費等の経費として予定している。
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Research Products
(3 results)