2017 Fiscal Year Research-status Report
看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発
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16K12343
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Research Institution | Gifu College of Nursing |
Principal Investigator |
松下 光子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授(移行) (60326113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 貴恵子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
田村 須賀子 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (50262514)
山田 洋子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授(移行) (50292686)
梅津 美香 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授(移行) (50326112)
大井 靖子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師(移行) (60326121)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 保健師活動 / 看護者対対象者 / 二者関係 / 活動モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、調査期間2年目であるが、調査の実施が遅れていることから全体的な研究計画の見直しを行った。1年目に実施を予定していたモデル案の原案を作成するための追加の事例調査、2年目と3年目に予定していたモデル案を検討するための保健師調査について、3年目に実施予定の保健師調査の中に内容を含めて実施することとした。 看護学分野におけるモデル開発の方法及びモデル開発に実際に取り組んだ文献を確認し、モデル開発の進め方、モデルに含む要素についての確認を行った。研究メンバー間でのモデル案の検討の際に確認した内容を活かした。今後はさらに、開発しようとしているモデルの特徴を明確にする、内容の適切性を検討するためにも、各調査と並行して、保健師活動に関する教科書的な文献の内容を再確認する作業等も進める予定である。 挑戦的萌芽研究の成果をもとに、モデル案の検討を進めた。挑戦的萌芽研究の際に検討した保健師活動事例と活動を説明する構造図を活用して検討を行った。研究メンバーによる検討を継続して、保健師調査に提示するモデル案をほぼ作成することができた。今後は、保健師調査の際にわかりやすく説明するための資料作成を進め、3年目に予定している保健師調査の実施に進める予定である。 3年目に実施予定のモデル案の検討を行う保健師調査について、倫理審査申請を行い、承認を得た。今後は、調査の実施に向けて、具体的な作業を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
1年目にほとんど活動できなかったことから、引き続き研究の取り組みは遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画では、1年目にモデル案の原案作成に関する追加の保健師活動事例調査、2年目と3年目の2回、モデル案を検討するための保健師調査を実施する予定であったが、来年度になる3年目のみにモデル案を検討するための保健師調査を実施し、その内容のなかで、1年目に実施予定であった追加の事例調査、2年目3年目と2回行う予定であった保健師調査の内容をカバーすることとした。そのうえで、4年目に多様な立場の保健師調査及び教員対象の調査を予定通り実施する計画である。
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Causes of Carryover |
当初計画では、2年目に保健師調査を実施する予定であったが、保健師調査は、3年目に実施することになり、2年目の本年度は、研究メンバーによる検討が主な活動となったために予定と異なる支出となった。3年目となる次年度に保健師調査を実施し、予算を使用する予定である。
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