2018 Fiscal Year Research-status Report
農山村の安全な暮らしを支える次世代シニア健康づくりプログラムの開発
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16K12346
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Research Institution | Ehime Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
野村 美千江 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (50218369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入野 了士 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 講師 (70634418)
鳥居 順子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (00249608)
江崎 ひろみ 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (90739400)
仲渡 江美 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (30509211) [Withdrawn]
永井 さつき 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 講師 (30791652)
長尾 奈美 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (50805918)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 次世代シニア / 安全な暮らし / 農山村 / 健康づくり |
Outline of Annual Research Achievements |
地方都市近郊での次世代シニアの自動車運転セルフケア行動の実態とその関連要因を明らかにすることを目的に、A町の性別・年齢階級・小学校区で層化無作為抽出した2,400名を対象に無記名自記式質問紙調査を郵送で実施した。質問内容は、運転セルフケア行動における行動計画技能である運転する際の心がけ14項目と、その要因になり得る基本属性と社会生活技能である、運転に関すること、健康への態度、健康状態、医療行動の5要因13項目として構成した。その結果、二変量解析では運転する際の心がけには社会技能の8項目が有意に関連し、回帰分析では性別、年齢階級、就労、運転に対する自信、内服中の薬の影響確認の5項目で関連があった。関連が強かった性別、年齢階級と運転に対する自信の3項目と 運転する際に心がけている項目との関連からは、女性は慣れている状況を大切にすることがうかがえた。次世代シニアの運転セルフケア行動の自己点検評価をすすめ、運転する際の心がけをできるだけ多く実施することが、地方都市近郊での安全な運転の継続へつながると考えられた。 また、車の安全運転を継続するために、運転技能ではなく健康の側面に焦点を当てた「安全運転継続へのセルフケア講座」を開発し、次世代シニア20名を対象に2日間の講座を実施した。目的は、運転者本人あるいは家族の立場で、健康管理について自身ができることを考え、セルフケア行動の定着・促進を図ることである。内容は、講義1:車社会と健康、講義2:安全運転を継続するための健康要因、講義3:運転に影響する認知・感覚、姿勢、運動器の機能、演習1:運転と関連する身体的健康度の測定、演習2:運転と関連するセルフケア行動の点検、演習3:セルフケア行動と身体的健康度の評価、グループワーク:安全運転継続へのセルフケア度の自己評価・行動宣言・披露で構成した。認識や行動の変化について評価分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全国学会の開催準備に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
総括ならびに開発したプログラムの評価・改善、具体内容の公表を行う。
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Causes of Carryover |
研究成果の総括のための賃金雇用ならびに社会への公表に必要である。
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Research Products
(5 results)