2017 Fiscal Year Research-status Report
ポスト・バブル世代によるオーセンティック・ツーリズムの創成と周辺農山村の持続性
Project/Area Number |
16K13146
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Research Institution | Agricultural Policy Research Committee, Inc. |
Principal Investigator |
佐々木 リディア 一般財団法人農政調査委員会, 調査研究部, 研究員(移行) (60600377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷹取 泰子 一般財団法人農政調査委員会, 調査研究部, 研究員(移行) (30643283)
池田 和子 一般財団法人農政調査委員会, 調査研究部, 専門調査員 (40774443)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | オーセンティシティ / 地域振興 / 着地型観光 / ポストバブル世代 / 援農 / 隔世継承 / 口コミ / 流動者 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究プロジェクトの2年目に当たる本年度は、研究代表者、分担研究者による打合せを年度初めや長期休暇前に実施し、メール等で進捗状況を確認・把握すると共に、適宜情報交換を行った。また各自で研究調査対象(北海道、岩手県、岐阜県、愛媛県、ルーマニア)にて現地調査を行い、国内外の学会へ参加し、研究発表を行った。また、学会では関連研究者との交流に努め、研究に関連する情報を収集・交換した。また一部の成果について書籍に収録された。 <論文等>菊地俊夫編著「ツーリズムの地理学-観光から考える地域の魅力」(二宮書店)に成果の一部が収録された(■鷹取泰子:大都市遠郊における農村資源の観光利用と女性の役割-北海道・十勝地方.pp.96-107■佐々木リディア:ルーマニアのドナウデルタにおける自然環境の保全とエコツーリズム。pp.166-177) <学会発表>★日本地理学会春季学術大会(東京学芸大学)にて→■池田和子:オーセンティックな体験としての援農活動■鷹取泰子・佐々木リディア:農山村地域における流動者の貢献と可能性-ボランティア活動の国際的なマッチングシステムの活用事例から- ★日本有機農業学会(埼玉大学)にて→■鷹取泰子:グローバルな社会システムおよび国際的な流動者の活用とその可能性―北海道十勝地方におけるWWOOFホストの一事例から― ★CSRS(Vietnam)にて→Takatori, Y. and Sasaki, L. 2017.Devolution of farm-based resources on the skipped-generation and rural new community: - Case studies from Japan and application to studies in Romania.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究成果の整理と動向などの作業について、網羅する必要があると思われる分野・範囲が当初想定してたものよりも広がったため、まだ終了していない領域がある。また、国内調査及び成果公表については積極的に行うことで初年度の遅れを取り戻したものの、当初の計画よりまだ若干の遅れが発生している。また、成果発表のために計画していた学会参加・発表の一部が日程の都合で実現しなかったものがある。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画と追加の作業について、各自調査・研究を実施する予定である。積み残し作業についても各自で年度前半、早い段階で消化する計画である。 本プロジェクトのウェブサイトの更新が不十分であるため、今年度は成果の公表・共有を重点的に行っていくと共に、次年度以降への継続を視野に入れて研究を推進していく。
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Causes of Carryover |
旅費において、季節による価格変動があった。 外国での調査実施に伴い、為替の変動があった。 その他調整した結果、本事業の予算においては1人あたり数百円の繰り越しとなった。 平成30年度では繰り越し分も合わせて使用する。
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Research Products
(6 results)