2018 Fiscal Year Annual Research Report
The research study about the career formation of college dropouts in Japanese society
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16K13550
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
菅澤 貴之 同志社大学, 学習支援・教育開発センター, 准教授 (30551999)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 大学中退 / キャリア形成 / 高等教育 / 傾向スコア・マッチング法 / 学校から職業への移行 / 高等教育論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、量的調査と質的調査を融合させた研究アプローチである「混交研究法(Mixed Methods Research)」を採用し、大学中退者の職業への移行やキャリア形成の変遷を多様な次元から把握することにある。 研究補助期間の最終年度となる平成30年度は、昨年度から実施している計量分析の継続ならびに大学中退者に対するインタビュー調査を実施した。今年度の計量分析は、大学中退が初期キャリアに及ぼす影響(中退効果の持続性)に注目し、分析を行った。インタビュー調査では、量的調査では捉えることが困難な大学在学時の生活状況等に焦点を合わせ、聞き取りを実施した。分析結果の一部は、第67回数理社会学会(平成31年3月7日~3月8日)の萌芽的セクションにて報告を行った。 また、今年度も先端的な統計分析手法を習得するために、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターが主催する計量分析セミナー(平成30年8月28日)ならびに、ICPSR(The Interuniversity Consortium for Political and Social Research)国内利用協議会が主催する統計セミナー(平成30年9月14日)に参加した。セミナーへの参加により、相互依存性を考慮したダイアドデータの分析法、項目反応理論等について理解を深めることができた。 本研究課題は平成30年度をもって終了するが、次年度から、東京大学社会科学研究所の三輪哲教授が研究代表者を務める科研費プロジェクト(「社会階層と高等教育からの中退の関連にかんする国際比較研究」)に研究分担者として参加することが決定している。次なるステップとして、国際比較の観点から、大学中退が個人に及ぼす効果を検証する。
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Research Products
(1 results)