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2016 Fiscal Year Research-status Report

スマートフォンを用いたリラクセーション法の習得・評価システムの開発

Research Project

Project/Area Number 16K15406
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

吉内 一浩  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70313153)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 義春  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60251427)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywordsバイオフィードバック / リラクセーション / 心身症 / mHealth
Outline of Annual Research Achievements

ストレス関連疾患を含む心身症の治療のひとつとして、リラクセーション法が日常臨床で頻用されている。しかし、これまでは、日常生活下における治療効果の評価が困難であり、また、リラクセーション法の習得の補助および習熟度の評価も困難であった。そこで、本研究では、研究者らが研究してきた、日常生活における症状の評価方法であるecological momentary assessment(EMA)を応用し、さらに、日常生活下でバイオフィードバックを行うことにより、リラクセーション法習得のためのトレーニングと習熟度を評価することが可能なスマートフォンによるツールの開発を行うことを目的とする。
2016年度は、リラクセーションの効果検証のためのEMAを応用したツールを開発することと、スマートフォンを用いた指尖脈波によるバイオフィードバックシステムの先行研究および既存のアプリケーションの調査を行なった。
具体的には、効果検証のためのEMAのシステムに関しては、リラクセーション法を実施した際にボタンを押すと、自動的にタイマーが作動し、一定時間後に、問診が立ち上がり、リラクセーション法の効果や習熟度の自覚的な評価を行う機能の追加を行った。また、スマートフォンを用いた指尖脈波によるバイオフィードバックシステムの先行研究では、呼吸をガイドすることにより、リラクセーションが得られやすい0.1Hzの呼吸数を導く方法が応用されており、既存のアプリケーションも、この方法を用いたものが存在する。ただし、リラクセーションの効果に関しては、未検証であるという問題が、いまだ存在することも改めて確認することができた。
2017年度は、スマートフォンのカメラを用いた指尖脈波によるバイオフィードバックシステムの開発を行い、効果検証のため、ストレス関連疾患の患者少数例でのパイロット研究を実施する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究で、開発目標としている2つの機能のうち、1つの機能の開発を終えることができたから。

Strategy for Future Research Activity

スマートフォンのカメラを用いた指尖脈波によるバイオフィードバックシステムの開発を行い、ストレス関連疾患患者少数例でパイロット研究を行い、今後の大規模な効果検証のための研究につなげる。

Causes of Carryover

開発目標としている機能の1つである指尖脈波によるバイオフィードバック機能の開発の順番を2017年度に回したため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

指尖脈波によるバイオフィードバック機能のアプリケーション開発のために使用する。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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