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2016 Fiscal Year Research-status Report

実力発揮につながる身心の自己調整法:教育実践場面への応用

Research Project

Project/Area Number 16K16493
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

中塚 健太郎  徳島大学, 大学院総合科学研究部, 准教授 (00609737)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords実力発揮 / リラクセーション / アクティベーション / パフォーマンス / 覚醒水準 / 気分 / 自己調整法
Outline of Annual Research Achievements

教育領域における実力発揮に関する課題を調査し,どのような身心の自己調整法が有効であるか検討することを目的に研究を遂行した。特に,あがり(過緊張)が問題となるような場面における現場へ出向き,高等学校および大学の運動部活動におけるパフォーマンスと覚醒水準の関係性について実践的なデータを取得することに努めた。その結果,個人差や状況差が大きく関係しており,科学的根拠としての一般性を見出すことが難しいことがある程度示唆された。今後の課題として,介入技法としての身心の自己調整法に関する情報収集に努めるとともに,個人差や状況差を考慮した技法の適用を検討する必要がある。基本的には,リラクセーション技法としての自律訓練法を中心に適用する予定にしているが,調査結果から,同じ種目や動作でも状況が変われば実力発揮前の心身の状態が異なることが示されている。そこで,単一技法だけではなく,複数の技法の組合せが状況によって異なる覚醒水準や気分及びパフォーマンスにどのような影響を与えるのかを調査・研究することが求められる。教育領域は,年齢や発達の状況が結果に大きく影響することが予想されるため,一定の成果を生み出すためには,対象をある程度絞ることも検討すべき課題といえる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

リラクセーション技法やアクティベーション技法が実力発揮前の人間の心身にどのような影響を与えるかについて調査・実験をおこなった。特に,教育領域の運動部活動を中心にデータを取ることができた。

Strategy for Future Research Activity

今後は,取得したデータを分析し,対象に応じた身心の自己調整法を提案する必要がある。そのためにも,対象および実力発揮場面をある程度絞り,継続的に調査・介入する必要がある。

Causes of Carryover

当初予定していた消耗品の購入数を減らしたため。
また,旅費も安価な旅券を購入することにより,費用を抑制することができたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

物品購入を抑制したものについては,次年度の使用を検討している。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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