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2016 Fiscal Year Research-status Report

大学体育授業は「学士力・社会人基礎力・スポーツ基本計画」に寄与するのか

Research Project

Project/Area Number 16K16505
Research InstitutionBeppu University Junior College

Principal Investigator

中山 正剛  別府大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (40441787)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords社会人基礎力 / スポーツ基本計画 / 大学体育 / 介入授業
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,「学士力・社会人基礎力」の醸成と「スポーツ基本計画」の達成を意図した大学における体育実技授業(以下,「大学体育」)の効果を,授業終了後だけでなく,授業終了1年後の持続効果も明らかにすることである.平成28年度の実施状況を以下に示す.
4月から8月までの実施内容として,まず,倫理審査に提出する必要書類を作成した.次に,アンケート調査の内容を共同研究者と協議し,「個人的属性」「社会人基礎力アンケート」「運動行動に関係するアンケート」についてのアンケートを作成した.さらに,介入内容についても検討し,社会人基礎力(学士力)の醸成とスポーツ基本計画の達成を目的とした,「授業目標振り返りカード」と「体育の宿題」を作成した.
9月からは,作成したアンケートと介入内容を,本介入の前の予備調査として,当該年度の後期から介入授業を実施した.対象者は,上述のスキルの醸成と行動の達成を意図した授業をする群(以下,「介入群」)100名,通常の体育授業をする群(以下,「通常授業群」)80名だった.
2月からは,予備調査の振り返りを基に,共同研究者と打ち合わせを行い,アンケート項目や介入内容の検討を行った.また,次年度からの本調査のための,対象者の確認を行った.結果として,本調査の対象者は,介入群と通常授業群,体育授業を受講しない群(以下,「未受講群」)の3群に分けて調査を行う.各群の調査人数は,介入群250名,通常授業群400名,未受講群250名を予定している.なお,対象者は,福岡県,大分県,沖縄県,富山県,石川県にある大学の1年生とする.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本来の予定であれば,1年目の前期から本調査(介入授業)を行う予定であったが,倫理審査の書類を作成することや,予備調査の必要が出てきたこと,介入授業の準備が短すぎたなど理由から,本調査(介入授業)を2年目の前期へと変更したため.
しかし,アンケート項目や介入内容の十分な検討が可能になり,予備調査も実施できたことは,本調査をより良いものにすることは間違いない.

Strategy for Future Research Activity

計画より遅れてはいるが,十分に検討できているため,2年目以降は,順調に進んでいくと思われる.これから,本調査をしっかりと実施し,そのデータ分析を進めながら,研究発表や論文執筆に励んでいく.

Causes of Carryover

本調査(介入授業)が予定よりも遅れたことが主な理由である.
具体的には,学会発表や論文執筆については,次年度の使用を予定しているが,介入が次年度に変更したことから,そのための消耗品や人件費などを使用していないため.

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度は,本調査を実施するため,そのための消耗品や,データ分析のための人件費などは使用する予定である.また,学会発表や共同研究者との打ち合わせで,旅費を使用する予定である.

URL: 

Published: 2018-01-16  

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