2017 Fiscal Year Annual Research Report
Internet addiction and attention impairment among adolescents: an experimental clinical psychological approach
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16K17333
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
津村 秀樹 島根大学, 医学部, 助教 (70636836)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | インターネット依存 / 注意機能 / 注意バイアス / ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
注意機能、注意バイアスは、抑うつ、不安、依存などの精神症状と関連することが示されている。しかしながら、これまでは、インターネット依存と注意バイアスの関連性について、ほとんど研究が行われていなかった。そこで本研究では、インターネット関連刺激、ネガティブな刺激、ポジティブな刺激それぞれに対する注意バイアスを区別し、インターネット依存がそれらの注意バイアスと関連するかどうかを明らかにすることを目的とした。 76名の実験参加者が本研究に参加した。注意の測度として、PASAT(Paced Auditory Serial Addition Test)、ドットプローブ課題を実施した。PASATは注意機能を測定する神経心理学的検査である。ドットプローブ課題は注意バイアスを測定する認知課題である。ドットプローブ課題では、インターネット関連刺激、ネガティブな刺激、ポジティブな刺激に対する注意バイアスを測定した。加えて、ストレス負荷課題を実施し、主観的ストレス反応(快・不快感情を測定するPANAS(Positive and Negative Affect Schedule))、生理的ストレス反応(心拍数、血圧、唾液中コルチゾールなど)を測定した。また、インターネット依存を測定するIAT(Internet Addiction Test)などの自己評価式質問紙に回答を求めた。 本研究の結果から、インターネット依存はポジティブな刺激に対する高い注意バイアスと関連することが示された。一方で、インターネット依存と注意機能との関連は見られなかった。
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Research Products
(13 results)