2020 Fiscal Year Research-status Report
インドにおける高等教育の国際化ー学生・教員の移動と質保証
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16K17412
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
小原 優貴 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 特別研究員(RPD) (70738723)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高等教育の国際化 / 学生・教員の移動 / 教育の質保証 / インド |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、インドで国際化を積極的に進めている大学(南アジア大学、シンビオシス大学等)について、基本情報の整理と、専攻ごとの学生数(留学生の志願者数/入学者数の推移、出身国の傾向等)に関する分析を進めた。また高等教育の国際化(とりわけや長期・短期の外国人学生の受け入れ)に関する先行研究や、インドの大学と国際交流プログラム(海外スタディーツアー、海外研修等の短期のプログラムを含む)を実施している大学の各プログラムに関する情報の収集・分析を進めた。その結果を踏まえて、教員・学生へのオンライン調査で用いる質問紙の内容に改良を加えた。さらに、シンビオシス大学とインド大学協会が主催する「高等教育の国際化」に関する国際会議に参加し、関連情報の収集を行った。2020年度は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大のため、予定していた調査が実施できず、補助事業期間の延長を行った。 2021年度は、現地の協力者の助言を得ながら、2020年度に実施予定であったインドの高等教育の国際化(とりわけ外国人の教員・学生の受け入れ・送り出し)に関する調査と分析を進め、成果発表につなげる。 インドの高等教育の国際化と質保証の現状と課題を、国際化を進める先駆的な事例の分析を通じて解明する本研究は、南アジアを中心に展開される高等教育の国際化の現状理解と、世界第二位の留学生送り出し大国であるインドが直面する「頭脳流出」問題の将来展望に役立つ研究であると言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は、新型コロナウィルスの感染拡大により、調査対象校との調整を進められず、予定していた調査を実施することができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、2020年度に実施予定であったインドの高等教育の国際化(とりわけ外国人の教員・学生の受け入れ・送り出し)に関する調査と分析を進め、成果発表につなげる。 具体的には、以下に取り組む。 1.引き続き、インドの高等教育の国際化と質保証、諸外国におけるインドへの学生・教員の送り出しに関する文献・資料の分析を進める。 2.インドで国際化を積極的に進めている大学(南アジア大学、シンビオシス大学等)とこれらの大学に教員 ・学生を派遣する各国の高等教育機関の国際化事業担当者とメールやZoom、スカイプ等を通じて連絡を取り、外国人の教員・学生の受け入れ・送り出しの目的と手続きの実態およびその課題と成果についてヒアリングを行う。また外国からの教員・学生の受け入れに対する見解や評価に関する質問紙調査をインドの各大学の教員・学生に対してオンラインで行う。 3.インドでの現地調査が困難であるため、オンラインでの聞き取り調査やアンケートに加え、現地の研究者等の協力を得て 、情報収集を行う。 4.収集したデータの分析・解釈を進め、インドにおける高等教育の国際化と質保証の特徴や課題を整理し、成果発表につなげる。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの感染拡大による研究中断により予定していた研究を実施できず、次年度使用額が生じた。2020年度に実施できなかった調査や調査協力者への謝金のために使用予定。
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Research Products
(4 results)