2019 Fiscal Year Research-status Report
気候変動・分断化が進むアジアの森林の将来像:大規模野外データと群集モデルの結合
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16K18719
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西岡 正恵 (石原正恵) 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (90594367)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 生物多様性 / 森林 / 樹木群集 |
Outline of Annual Research Achievements |
気候変動により森林を構成する樹木の種類が変わることが危惧されている。このような種組成の変化は人間社会に様々な影響を及ぼすため,将来の種組成を予測することが求められている。 従来の予測モデルは,樹木の分布が気候などの環境条件で決まるという環境制限を前提としている。樹木の分布を決めるもう一つのメカニズムである散布制限(樹木の種子の散布距離が制限されていること)は無視されてきた。しかし,今日では各地の森林が分断化され,散布制限の重要性が高まっている。
本研究は,環境制限と散布制限とを統合した群集モデルと大規模野外データとを結合し,将来の気候および森林の分断化の進行によって,アジアの熱帯から亜寒帯までの森林の種組成が実際にどのように変化するのかを予測する。平成31年度は収集したデータを用いた群集モデルの解析にむけて、既存モデルの調査を行った。収集データを用いた解析を国際学会で学会発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
子どもの養育が発生し、十分な研究時間が確保できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を延長した。今年度で解析と論文執筆をすすめる。
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Causes of Carryover |
データ整理が進み、アルバイトの謝金が不要になったため。
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Research Products
(1 results)