2017 Fiscal Year Research-status Report
フォトボイスを用いた男性高齢者の地域コミュニティ形成支援プログラムの開発
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16K20849
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
堀田 かおり 新潟大学, 医歯学系, 助教 (90760851)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 男性高齢者 / フォトボイス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、男性高齢者の健康状態の維持・増進とコミュニティの形成に着眼し、フォトボイスの手法を用いて健康に自立した生活をするための男性高齢者の強みを明らかにすることにより、当事者の視点から支援プログラムを開発することである。 29年度は、研究計画を立案するために、国内の学術集会に参加し、男性高齢者に関する研究の動向と現状について情報収集を行った。また、本研究で用いる手法のフォトボイスについて集会に参加し、情報収集や意見交換を行うことにより、手法に対する理解を深め活用する上での留意点や効果について再検討を行った。研究に関連する情報を収集することにより、男性高齢者の健康づくりの現状や課題をとらえ、本研究の位置づけを明確にした研究計画の立案につながったと考えられる。 研究計画書を作成する際には、地域保健に精通し、専門的知見を有する研究者より学術的助言を受けながら遂行した。学術的な助言を受けることにより、関連領域における本研究の位置づけを明確にし、実施意義のある研究計画を立てることができたと考えられる。作成した研究計画書は、研究者が所属する機関の研究倫理審査委員会へ審査の申請を行った。フォトボイスは、倫理的配慮を要する手法であるため、倫理指針を遵守して研究が遂行できるよう研究倫理審査委員会の承認を待っている状態である。また、研究が円滑に遂行できるように研究フィールドの調整を平行して行っている状態である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画書を作成するにあたり、男性高齢者に関する研究の動向と現状について情報収集したり、本研究で用いる手法であるフォトボイスの集会に参加して情報収集や意見交換を行ったりしたために時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は研究を円滑に実施するために、事前に研究フィールドに出向きフィールドワークを行う予定である。また、調査の実施や分析を行うにあたっては、地域保健に精通した研究者より学術的な助言を受けながら進めていく。
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Causes of Carryover |
29年度は研究計画書の作成のみであり、研究の実施は行わなかったため、研究実施に係る物品費や人件費・謝金、研究成果発表のための旅費を要しなかったために次年度使用額が生じた。次年度は研究を実施するため、研究実施に係る費用を使用する予定である。
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