2016 Fiscal Year Research-status Report
神経変性疾患における血清インスリン様成長因子1と臨床症候との関連
Project/Area Number |
16K21319
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
鈴木 圭輔 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50458379)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 血清インスリン様成長因子1 / 神経変性疾患 / 臨床症候 / 認知機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では神経変性疾患では,疾患による異なる様式で認知機能障害や疾患重症度と血清IGF-1が関連するという仮説を立て,パーキンソン病関連疾患,脊髄小脳変性症,筋萎縮性側索硬化症や認知症疾患など神経変性疾患を対象として血清IGF-1値を測定し,疾患ごとの差および,各疾患の臨床症候(認知機能,運動症候)との関連をみることを目的とした.外来通院中または入院中の神経変性疾患患者を対象とし血液検査ににて血清IGF-1を測定し,臨床徴候との関連を調査している.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の進行状況は概ね良好に進行している.神経変性疾患51例に血清インスリン様成長因子を測定を行うことができた.現在認知機能を含めた他の因子との解析を進めているところである.
|
Strategy for Future Research Activity |
対象症例は予想通り集めることが可能であったが,疾患の偏り(パーキンソン病関連疾患が多く)がみられ,今後さらに他の変性疾患のデータ集積が必要である.
|
Causes of Carryover |
嗅覚検査を施行した症例が少なかったため次年度では症例数を増やして解析する予定である.また次年度では症例数を増やして研究結果を学会等で発表する予定である.
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
嗅覚検査キット費用,パソコン周辺備品や学会参加費用として使用する予定である
|