2021 Fiscal Year Research-status Report
国連グローバル・コンパクトを中心としたグローバルCSRレジームの研究
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16KT0091
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大賀 哲 九州大学, 法学研究院, 准教授 (90445718)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐古田 彰 西南学院大学, 法学部, 教授 (00281874)
大井 由紀 南山大学, 外国語学部, 准教授 (10551070)
中藤 哲也 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (20253502)
上田 純子 愛知大学, 法務研究科, 教授 (40267894)
松井 仁 九州大学, 法学研究院, 教授 (50631496)
清野 聡子 九州大学, 工学研究院, 准教授 (80251320)
内田 交謹 九州大学, 経済学研究院, 教授 (80305820)
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Project Period (FY) |
2016-07-19 – 2023-03-31
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Keywords | 企業の社会的責任 / CSR / 人権 / 環境 / グローバル・コンパクト |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、各役割分担ごとの研究をとりまとめた。もともとCOVID-19の影響で、研究期間を1年間延長し、本来2020年度に行う予定であった活動の多くを2021年度に引き続き行った。具体的には、研究プロジェクト全体の活動として、複数の研究会と研究打ち合わせ会議を行った。また、中断していた調査を再開するため、各グループの研究目標・期待される成果を確認し、各グループの研究がどのように関連付けられるのかという点を、SDGsとのつながりからも明確にした。具体的には国連グローバルコンパクトだけではなく、ESGやSDGsとCSRの関係についても考察も深めた。同時にプロジェクトの成果物を論文集または国際ジャーナルへの論文投稿というかたちで進めていくための準備を進めた。
しかし、2021年度においてもCOVID-19の感染拡大は収まらず、各グループの研究はその多くが手つかずのまま残ってしまった。海外調査にも行けなかったため、研究の進捗は思わしくなかった。各グループの研究進捗が思わしくなかった結果として、各グループの研究成果についてのレビューやそれらをプロジェクト全体のなかで位置づけるという作業を年度内に行うことが出来なかった。そのため、研究期間をさらにもう一年延長することとした。1年間延長し、2020年、2021年に完結しなかった研究計画を2022年度内に進めていく。とくにこれまで行うことができなかった海外調査を中心に進めていく予定である。これにより、各研究グループの研究を進め、論文化するという作業が捗るものと期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大のため、研究調査や研究会合など研究の遂行が一時滞ってしまった。グループ単位、分担者単位の活動は進んでいるが、まとまった成果とし て取りまとめられる段階にはないため、このように判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
各研究分担グループで研究成果の報告・公刊に努めるとともに、研究分担に基づいて各自の研究を進める。また、年に3~4回程度の勉強会と研究打ち合わせ会 議を開催し、各自の研究の進捗状況を報告、レビューを行う。
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Causes of Carryover |
本来2020年度、2021年度に行う予定であった活動の多くを2022年度に引き続き行うこととしたため。具体的には、中断していた調査を再開するため、調査出張や資料整理アルバイトの雇用を行う予定である。
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Research Products
(1 results)