2005 Fiscal Year Annual Research Report
'授業で使える'身近な素材を活かすコンテンツの展開-雪と気象情報を例に-
Project/Area Number |
17011002
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
高橋 庸哉 北海道教育大学, 教育実践総合センター, 助教授 (60236297)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 昇 大阪府教育センター, 教科教育部, 主任研究員 (70187219)
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Keywords | 雪 / リアルタイム気象データ / Webコンテンツ開発 / システム開発 / 教員研修 / 理数科系教育 / 科学教育 / 総合学習 |
Research Abstract |
1.Webページ「北海道雪たんけん館」の拡充 自然現象としての科学的側面や社会事象として社会・生活との関係など雪に関する多面的な情報を提供する。17年度は「写真冬ズバッ!」コーナー新設や教師向けサイトの充実、「雪の美術館」コーナーの新設などを行った。特に、授業での活用を容易にし、多くの教員に使ってもらうという視点から1枚の写真から授業を展開する「写真冬ズバッ!」の制作を進め、41タイトルを収録した。2005年のトップページアクセス数は12万余件であった。 2.LAN対応リアルタイム気象データモニタリングシステム開発 文科省ミレニアム・プロジェクトにより教育現場のLANが整備されつつある。そこで、学校内に設置した気象観測センサーからのデータを各教室で絶えず取得し、モニター画面上に動的且つグラフィックに表示するシステムを制作した。市内小学校3校にセンサーを設置し、実地試験を進めている。 3.教育現場でのコンテンツ利用の促進方法の検討と実施 (a)指導的教員向けセミナーの企画・実施 学校・地域で核となって頂く先生を養成することを目的として、指導的教員向けセミナーを8月9、10日に開催した(参加者35名)。主な内容は次の通り:1)雪たんけん館を活用した模擬授業コンペと授業へのコメント、2)会員外による雪たんけん館を授業で使った上での提言、3)マスコミから見た雪プロの価値、4)ゲストスピーチ、5)雪利用の野菜貯蔵施設見学など。 (b)教員向け研究会の企画・実施 ホームページの普及を図るために、全道の教員を主対象とした雪の総合的な学習研究会を2月10日(金)に実施した。雪プロ模擬授業「写真冬ズバッ!」、公開授業「冬の『あったか』再発見!」、ゲストトーク「雪プロジェクトとIT教育最前線」など。全道から140名ほどの参加があった。 この他、札幌市教員初任者研修、北海道教員10年目研修でも取り上げた。
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