2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17019063
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
猪子 英俊 Tokai University, 医学部, 教授 (10101932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
間野 修平 名古屋市立大学, 大学院・システム自然科学研究科, 准教授 (20372948)
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Keywords | 関連解析 / ゲノムワイド / マイクロサテライト / 機能解析 / 疾患モデルマウス / ネットワーク / 酵母two hvbrid法 / タンパク相互作用 |
Research Abstract |
我々が開発したゲノムワイドなマイクロサテライト関連解析法により、高血圧感受性遺伝子として同定したLPIN1に関するノックアウトマウスを用い、血圧、及び、脈拍を測定したところ、顕著な血圧の上昇が観察され、LPIN1がマウス個体でも血圧の調節に関与することが示された。また、ヒトを対象としても、QTL解析の結果、Lpin1の血圧への効果を示す結果を得ている。さらに、2型糖尿病感受性遺伝子として同定したタンパクリン酸化酵素については、動物モデルにおいて、発症への関与が示されている。このように、我々のマイクロサテライト遺伝解析の結果同定された疾患感受性遺伝子と疾患との関連が、前年度のリウマチとNFkBL1lと同様に、機能的に確認され、本マイクロサテライト法の有効性が示された。酵母Two Hybrid(YTH)法の再検討・再構築を目的として、YTHスクリーニングの正否の鍵となる「真の陽性と擬陽性の判別」に関する、蛍光タグを利用した新たなコンセプトによる直接的判別システムを構築し、YTH法に組み入れた。この新規YTH法を、相互作用因子が未知の高血圧感受性遺伝子SMOC2に適用し、277のYTH相互作用因子を同定した。これら277因子のネットワーク解析の結果、SHOC2を中心とした23の細胞外/細胞外基質因子、或いは、SMOC2類似因子より成る密な相互作用ネットワークを抽出することができ、本YTH法の有用性が示された。
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Research Products
(41 results)