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2006 Fiscal Year Annual Research Report

リンパ球とストローマ細胞の相互作用によるリンパ節細網ネットワーク構築機構

Research Project

Project/Area Number 17047018
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

片貝 智哉  京都大学, 医学研究科, 助手 (00324682)

Keywords細胞・組織 / シグナル伝達 / 発現制御 / 発生・分化 / 免疫学
Research Abstract

リンパ節ストローマ細胞株BLS12をTNF、LTbRアゴニスト抗体(LTbR-AAb)により刺激すると、TNFではCXCL13の産生はほとんど認められないが、LTbR-AAbでは顕著な産生がみられ、さらにTNFaとLTbR-AAbを同時に処理することによりCXCL13産生が増強された。したがって、BLS12細胞においてLTbRの架橋はCXCL13発現を誘導するためパに充分なシグナルを入力すると考えられる。TNF受容体(TNFR)架橋ではその活性がみられないが、LTbRのよる効果を増幅するシグナルを入力すると考えられる。TNFR架橋はRelA/p50複合体(C経路)のみを活性化し、LTbR架橋はCおよびRelB/p52複合体(NC経路)両経路を活性化することが知られており、C経路の活性化にはRelA/p50複合体の阻害タンパク質であるIkBがシグナル依存的にリン酸化され、それにより分解されることが必要である。一方で、NC経路の活性化にはIkB同様に阻害的な働きを担うp52の前駆体p100が、シグナル依存的にリン酸化/分解され活性型RelB/p52複合体となる過程を要する。BLS12細胞にC経路の活性化を遮断するIkB変異体を強制発現すると、LTbR-AAbやTNFとの共刺激によるCXCL13産生がほぼ完全に阻害された。また、非分解型p100変異体の強制発現においてもCXCL13産生が強く阻害された。すなわちCXCL13発現にはCおよびNC両経路が必要であると考えられる。BLS12細胞においてもTNFa刺激などに伴うC経路の活性化によりRelB、p100の発現亢進が認められるが、IkB変異体を強制発現により刺激依存的なRelB、p100発現亢進が全く誘導されないばかりか、定常状態における発現量も激減していた。したがって、C経路は少なくともRelB、p100発現を誘導することによりCXCL13発現に寄与していると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Spontaneous Large-Scale Lymphoid Neogenesis and Balanced Autoimmunity versus Tolerance in the Stomach of H+/K+-ATPase-Reactive TCR Transgenic Mouse2006

    • Author(s)
      Katakai T., Nomura T., Gonda H., Sugai M., Agata Y., Nishio A., Masuda T., Sakaguchi S., Shimizu A.
    • Journal Title

      J.Immunol. 177

      Pages: 7858-7867

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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