2005 Fiscal Year Annual Research Report
パレスチナにおける都市の発達と「セム」系民族の展開
Project/Area Number |
17063013
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
月本 昭男 立教大学, 文学部, 教授 (10147928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
置田 雅昭 天理大学, 文学部, 教授 (50248176)
山我 哲雄 北星学園大学, 経済学部, 教授 (80230332)
市川 裕 東京大学, 文学部, 教授 (20223084)
桑原 久男 天理大学, 文学部, 助教授 (00234633)
牧野 久実 滋賀県立琵琶湖博物館, 主任学芸員 (90212208)
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Keywords | セム族 / パレスチナ / 古代都市 / テル・レヘシュ / イスラエル / イッサカル / 青銅器時代 / アナハラト |
Research Abstract |
(1)イスラエル国テル・レヘシュ遺跡における予備調査 2005年8月9日〜8月12日,下ガリラヤ地方テル・レヘシュ遺跡おける発掘調査開始のための予備調査を行った。宿泊地候補地のキブツ・エン・ドールにて過去に行われた表面採集調査によって集められた土器の実測を行った。 (2)イスラエル国テル・レヘシュ遺跡における発掘調査 2006年3月14日〜30日,前年夏期の予備調査に基づく発掘調査を開始した。(団長置田雅昭天理大学教授、副団長月本昭男立教大学教授)。本遺跡は採集された土器により初期青銅器時代から鉄器時代までの時代層が確認されている。本発掘調査では各時代層ごとに試掘坑を入れ、おおまかな層位を確認し、今後の本格的な発掘調査に備えるものである。 (3)研究会の開催 2005年12月23日、テル・レヘシュ発掘調査のための研究会を八王子市北野台南部会館において開催した。研究代表者月本昭男が後期青銅器時代のテル・レヘシュ=アナハラトの歴史に関する研究を、また研究協力者の宮崎修二氏(立教大学講師)がエジプト資料に見られるアナハラトの位置に関する研究を発表した。 (3)西アジア発掘調査報告会における学会発表 2006年3月12日、西アジア考古学会主催による上記報告会において研究協力者の山内紀嗣、日野宏両氏(天理大学附属天理参考館学芸員)が予備調査およびこれまでの研究会などでの成果を踏まえて、テル・レヘシュに関する学術報告を行った。
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Research Products
(7 results)