2006 Fiscal Year Annual Research Report
検索・計算サービスをも含む科学技術知識の連携統合高度再利用基盤技術の研究
Project/Area Number |
17200004
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
田中 譲 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60002309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ランザー アラン エドワード 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教授 (50374608)
伊藤 公人 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 助教授 (60396314)
吉田 哲也 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (80294164)
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Keywords | 知識連携 / ウェブラッパー / ウェブ情報 / ウェブアプリケーション / ウェブサービス / 検索サービス / 計算サービス |
Research Abstract |
研究目標欄に記載した5項目の研究課題に関して、以下のように研究を進めた。 (1)ウェブ上の相互関連知識のインタラクティブ抽出法(田中、Lunzer、伊藤) ウェブ中に埋め込まれたサービス、アプリケーション・ツール、及びテキスト情報から相互に関連する情報をテーブル形式の論理形式を持った標準フォーマットである知識メディア・ビューとして取り出す技術を確立した。 (2)抽出知識の連携統合技術(田中) ウェブページから知識メディア・ビュー形式で抽出されたサービス、アプリケーション・ツール、及びテーブル形式のテキスト情報を、区別することなく相互に自在に連携統合して新しい知識を創生して利用する技術を確立した。 (3)抽出知識とレガシー・アプリケーションとの連携統合技術(田中) 2次元ならびに3次元GUIを持つレガシー・アプリケーション間、あるいはレガシー・アプリケーションと3次元知識メディア、さらには2次元知識メディアとの連携統合がすべて可能になった。 (4)連携統合可能性に関するメタ情報記述法とそれを用いた自動連携機能(田中、伊藤) 連携統合可能性に関するメタ情報記述法とそれを用いた自動連携機能を、知識メディアシステム上でシステム開発した。これをタプルスペースへと拡張することにより、ユビキタス・コンピューター環境へも適用可能なように拡張した。 (5)連携統合により創成された新知識の出版流通基盤技術(田中) Wikiサーバ技術を用いて初年度に開発したPiazzaシステムを拡張し、ウェブサーチエンジンの機能を用いてPiazza上に出版された知識のコンテンツ検索ならびに文脈検索のシステム技術を確立した。 (6)統合システムの開発(田中・Lunzer・伊藤) 以上の5つの課題の研究開発成果を基に、マルチメディア文書に表現された知識だけでなく、データベース・サービスやシミュレーション・サービスなどのサービスや、表やリスト形式のテキスト情報や数値情報、数式などをも含む科学技術知識を、ウェブ上に出版された知識から自在に抜き出し相互に連携統合して高度に再利用することを可能にする基盤システムを試作開発した。
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Research Products
(10 results)