2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17201046
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
林 忠行 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90156448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仙石 学 西南学院大学, 法学部, 教授 (30289508)
松里 公孝 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20240640)
田畑 伸一郎 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (10183071)
上垣 彰 西南学院大学, 経済学部, 教授 (70176577)
上野 俊彦 上智大学, 外国学部, 教授 (80327866)
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Keywords | ロシア / 東欧 / 中央ユーラシア / 体制転換 / 比較政治 / 比較経済 |
Research Abstract |
本プロジェクトでは、2006年7月8-9日と12月2-3日に札幌で研究会を開催した。7月の研究会では、「バルト地域の体制転換と歴史・言語教育」(報告者は小森宏美、橋本伸也)、「年金制度改革」(報告者は西村可明、仙石学)、「中央ユーラシアの比較政治」(吉村貴之他)というテーマで報告と議論を行った。12月の研究会はロシアの政治と経済を若手研究者を招いて集中的に議論する企画とし、津田憂子、大串敦、溝口修平、安達祐子、佐藤圭史、長尾広視、長谷直哉の各氏の参加を得て、大統領制、政党システム、議会内会派、政治とビジネスの関係、リトアニア・ポーランド人自治問題、資源開発などをめぐる報告と討論を行った。政治における教育、政治と経済にまたがる年金という比較の軸となるテーマを具体的に検討できたこと、ロシア研究の若手を比較政治経済学という場での議論に招き入れて、ロシアの位置を集中的に検討できたことは大きな成果であった。また昨年からの研究成果の発信という目的で、2006年度日本比較政治学会(10月7-8日、立教大学)において、「中東欧諸国の政治変動に関する理論的考察」という分科会を組織し、林忠行が「東中欧の地方制度改革」、中田瑞穂が「ジェンダー問題」を素材として取り上げ、EU加盟に至るまで、もしくは加盟後の中東欧諸国の政治・政策変化について、従来からのEU加盟国分析に用いられてきた「欧州化」論を援用してその変化を分析するとともに、あわせて「欧州化」論の可能性および限界についても検討を試みた。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Capital Flight from Russia2006
Author(s)
Akira Uegaki
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Journal Title
Dependent on Oil and Gas : Russia's Integration into the World Economy (Shinichiro Tabata (ed.)) (Slavic Research Center, Hokkaido University)
Pages: 51-83
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