2007 Fiscal Year Annual Research Report
変革期における新たな立法動向と多元的立法過程における比較的・総合的研究
Project/Area Number |
17203004
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岡田 信弘 Hokkaido University, 大学院・法学研究科, 教授 (60125292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常本 照樹 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (10163859)
笹田 栄司 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20205876)
佐々木 雅寿 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90215731)
宮脇 淳 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (50281770)
棟居 快行 大阪大学, 大学院・高等司法研究科, 教授 (00114679)
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Keywords | 公法学 / 政治学 / 議会制 / 議院内閣制 / 二院制 |
Research Abstract |
平成19年度は、前年度に引き続き、日本および主要国の立法動向や立法過程に関する情報収集とそれに基づく問題点の検討を行ったが、それに加えて、共通の問題について同時的に比較検討するために、小規模なものではあるが、国際シンポジウム(日本・台湾)を開催した。こうした活動を通じて、グローバリゼーションの進行に伴って、経済格差などの経済的社会的問題が普遍化し、各国ともそれへの対応を迫られていることが明らかになったように思われる。そして、この対応のありようには、それぞれの国の政治的社会的特殊要因が関わっていることも確認された。その意味で、「普遍と特殊」のせめぎ合いの中で、問題解決の模索が行われているといえるが、そのせめぎ合いを視野に入れた分析モデルの提示が本共同研究の今後の検討課題となろう。 1 平成19年度の研究会活動 第1回研究集会(平成19年8月3日) 芦田淳氏(国立国会図書館)「イタリアの選挙立法と立法過程」 第2回研究集会(平成19年8月23日〜24日) 岡田信弘氏(北海道大学)「最近の立法過程研究の動向と本共同研究の課題」 林知更氏(東京大学)「憲法秩序における団体」 原田一明氏(横浜国立大学)「憲法改正論議の中での両院制」 榊原志俊氏(衆議院調査局)「衆議院調査局改革のありかた」 森本昭夫氏(参議院事務局)「国会法規範の特性」 第3回研究集会(平成19年9月4日) 中村民雄氏(EUにおける多元的立法過程:EU立法と構成国内立法の関係) 第4回研究集会(平成20年3月8日) 河崎政司氏(参議院法制局)「立法過程における参議院の役割-過去・現在・将来-」 2 国際シンポジウムの開催 テーマ:「国民年金制度改革の現状と問題点-台湾と日本の比較」 主報告:ハオ・フェンミン氏(台湾国立中正大学) コメント:リ・レンミョウ氏(台湾国立中正大学)・加藤智章氏(新潟大学)・小山剛氏(慶応大学)
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Research Products
(18 results)