2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17203022
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
八田 達夫 National Graduate Institute for Policy Studies, 政策研究科, 学長 (70008647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海蔵寺 大成 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10265960)
竹澤 伸哉 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (30257430)
唐渡 広志 富山大学, 経済学部, 准教授 (00345555)
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Keywords | 容積率緩和 / 不動産価格指数 / リピート・セールス法 / 空間計量経済分析 / JREIT / 用途変更パターン |
Research Abstract |
八田は、東京のオフィスビルの容積率緩和がもたらす発生交通量の増大が引き起こす東京主要道路の混雑率の増加を測定し、その金銭換算を行った。さらに、これを容積率緩和のもたらす便益の増大と比較した。 海蔵寺は、主に、国土交通省が毎年公示する公示地価と都道府県地価調査の地価データをメッシュデータ化し、国勢調査、事業所統計調査、工業統計、商業統計の地域メッシュ・データと地価メッシュ・データの空間的相互関係を統計的に調べた。特に、地域メッツ間の人口と地価の関係について調査した。また、近年世界的に取引が活発化している不動産投資信託(REIT)のバブルとバブル崩壊を説明する行動経済学に基づく理論モデルを構築した。 竹澤は、不動産開発プロジェクト等のデータベース(Bloomberg,PACAP,Deloitte-Touche,等のデータベースを使用)の構築を完成させた。さらにJREITに関する分析が完了し、論文"Beneficiary Rights in the Japanese REIT Market"(Naoya Takezawaと共著)日本ファイナンス学会の2007年度大会で発表した。また、同論文のアップデート版が、アジアファイナンス学会で2008年7月横浜にて発表することになった。さらに、ウエスタン経済学会から、論文"Default Analysis of Golf Courses in Japan"の研究発表の許可を得た。 唐渡は、1991年から2001年の期間を対象にしてGISのポリゴンデータより土地利用変遷をデータ化した。これを利用して、事務所および住宅家賃関数の推定を通じて都心部の土地利用の非効率性の費用を計測した。また、用途変更パターンを観察しWheatonらの再開発定理を検証した。 マンション価格のrepeat sales dataを開発し、品質変化の調整をおこなった不動産価格指数を測定した。代表的な価格指数Case & Shiller型の問題点である、住宅の経年変化による指数推定値のバイアスを取り除くための計量経済学的手法を提案した。 不動産市場のマイクロな構造を分析するためのヘドニック・アプローチの理論と応用についてとりまとめた。さらに空間計量経済分析により地価関数の空間相互依存性を検証するための検定手法を提案した。
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Research Products
(13 results)