2007 Fiscal Year Annual Research Report
介入的自由主義と管理型市場経済の生成に関する国際比較研究-戦間期から戦後へ-
Project/Area Number |
17203027
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
雨宮 昭彦 Tokyo Metropolitan University, 社会科学研究科, 教授 (60202701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 治 明治大学, 政治経済学部, 教授 (00062159)
山崎 志郎 首都大学東京, 社会科学研究科, 教授 (10202376)
矢後 和彦 首都大学東京, 社会科学研究科, 教授 (30242134)
三ツ石 郁夫 滋賀大学, 経済学部, 教授 (50174066)
田野 慶子 青山学院大学, 経済学部, 教授 (60192639)
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Keywords | 「早生的」新自由主義 / 「公益」秩序 / ナチス金融思想 / エネルギー産業法 / インセンティブ / 統制経済 / BIS / 物資動員計画 |
Research Abstract |
第一に、海外研究協力者ヨッヘン・シュトレープ氏(ドイツ・ホーエンハイム大学教授Prof.Dr.Jochen Streb,Univetsitat Hohenheim)と同僚のマルク・シュペーラー氏(Dr.Mark Spoerer)に、ナチス経済に関するドイツの最新の研究成果に関するオリジナル論考の執筆を依頼し、"Neue okonomische Erklarungender "Wirtschaftswunder"des Nationalsozialismus"をお送りいただいた。これに関する打ち合わせに基づいて、雨宮と三ツ石が同論考の日本語訳を次のように作成した。M.シュペーラー、J.シュトレープ「ナチス経済研究のパラダイムチェンジードイツにおける最新の研究動向」。この訳文は、首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻Research Paper Series No.34」としてホームページ(http://www.comp.metro-u.ac.jp/lib.【keiei/rps.html)上に公開した。本稿は、改訂の上、わが国の学会誌『歴史と経済』(第199号以降)に掲載される予定である。第二に、3年間の共同研究を総括して研究成果報告書を作成するための打ち合わせに基づいて、報告書の編集方針として次を採択した。研究成果の全容を示すための資料となるよう<全十一章+付録>の構成とすること、各メンバーの研究成果を可能な限り細大漏らさず収録すること、邦語のみならず欧米語での成果も収録すること、海外研究協力者であるアーベルスハウザー教授、シュトレープ教授を招聘しての研究会の報告原稿および上記シュペーラー・シュトレープ共著論考も収めて最新の研究水準を示すこと。この方針に基づいて論考執筆に入り、その成果をここに示したように取りまとめた。
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Research Products
(14 results)