2007 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける小売商業と家族従業経営に関する実証研究
Project/Area Number |
17203030
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
石原 武政 Kwansei Gakuin University, 商学部, 教授 (20047301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 淳蔵 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (50093498)
加藤 司 大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (50161104)
崔 相鐵 流通科学大学, 商学部, 教授 (10281172)
高室 裕史 流通科学大学, 商学部, 准教授 (30368592)
坂下 玄哲 慶応義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 准教授 (00384157)
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Keywords | 商学 / 流通論 / 国際研究者交流 / 韓国:台湾:中国 / データベース / 小売商業 / 家族従業経営 |
Research Abstract |
最終年度にあたり、東アジア各国における大規模な質問票調査を実施した。また、これまでの調査研究を総括するべく研究会を行うとともに研究成果の公表を行った。具体的に行った事項は主として次の3点である。 第1が、東アジア各国における質問票調査の実施である。調査対象国及び地域は、日本(大阪、神戸)、韓国(ソウル、釜山)、中国(温州、吉林、大連)、台湾(台北)の4カ国8地域である。本研究組織のメンバーによる直接実施に加えて各地域の各種団体への業務委託等による協力を得ることで、質問票の総配布数は合計5722票(日本:2477、韓国:2273、中国:672、台湾:300)、回収数は合計3372票(日本:1436、韓国:1184、中国:552、台湾:200)に及ぶ大規模なデータの取得を実現した。なお、これらのデータについては全てデータベース化するとともに集計結果をとりまとめている。 第2が、上記質問票の最終的な設計と実施に関する調整、及びこれまでの研究の総括、並びにこれまでに残された課題であった日本の現状に関する専門知識の提供、以上を主たる目的とした研究会の実施である。本研究組織のメンバーを中心とした研究会については計3回、また本研究組織に加えて関連領域の学識者や実務家なども加えたメンバーの参加のもとでの研究会も計2回開催し議論を深めた。 第3が、シンポジウムにおける研究成果の報告である。流通科学研究所(流通科学大学)の主催で行われた「流通研究会第1回ワークショップ」において本研究を主題としたセッションを開設した。そして、本研究を通して明らかになってきた日本の商業の特殊性(加藤)や小売商の事業継承に関する実証結果(柳)の報告を行い、我々の調査研究の仮説や得られた知見を公表するとともに今後の研究の展望に関する議論を深めた。
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Research Products
(15 results)