2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17203035
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
大谷 信介 関西学院大学, 社会学部, 教授 (10168974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 範章 日本大学, 文理学部, 教授 (70205607)
木下 栄二 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (80234318)
小松 洋 松山大学, 人文学部, 教授 (60241501)
永野 武 松山大学, 人文学部, 助教授 (50268736)
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Keywords | 社会調査 / エリアサンプリング / 層化抽出法 |
Research Abstract |
本年度は次の3点から研究をおこなった。(1)新たなサンプリング方法の検討(住宅地図の利用可能性について)、(2)層化方法の検討、(3)海外の大学・研究所における調査手法の把握である。 (1)株式会社ゼンリンが発行する住宅地図を取り上げ、以下の2つの研究をおこなった。1つ目は、紙媒体・電子データ双方の住宅地図のデータ特性を把握するための研究である。ゼンリン担当者に聞き取り調査をおこない、データ収集方法やその過程・運営方法、地図の作成方法、各データの特徴・利用方法について把握した。2つ目に、住宅地図(電子)のデータ上の特徴や問題点を明らかにするための分析をおこなった。具体的には、選挙人名簿から抽出したサンプルの氏名・住所を住宅地図と照合し、表札掲載率や姓/名掲載率、地域別特性を明らかにした。 (2)上記の研究を進めていくうちに、今後の社会調査の方法として、「層化」の重要性が指摘された。層化のためのデータや資料を収集するため、高松市において実地調査や選挙人名簿からのサンプリングをおこなった。また、層化作業における国勢調査町丁字データの利用可能性を検討するために、高松市・長崎市・三田NT・西神NT・須磨NTを取り上げ、分析をおこなった。より汎用性のある方法を確立するために、長崎市・雲仙市でも実地調査をおこない、地方都市とくに町村合併がなされている都市やその周辺地域の状況を把握した。 (3)サリー大学(イギリス)・ユトレヒト大学(オランダ)にて、視察をおこなった。ユトレヒト大学は研究協力者である中野康人氏が留学中であるため、ヨーロッパにおける社会調査手法の研究・開発・教育手法についての現地資料や講義テキストを収集、現地スタッフと交流した。また研究分担者である後藤範章氏が留学していたサリー大学でも、今後の共同研究をふまえ、その研究推進のために現地スタッフと交流し情報収集をおこなった。
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Research Products
(3 results)