2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17204009
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
杉田 洋 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50192125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹田 雅好 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30179650)
日野 正訓 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (40303888)
会田 茂樹 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 (90222455)
濱名 裕治 熊本大学, 理学部, 教授 (00243923)
井上 昭彦 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50168431)
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Keywords | 確率論 / 確率過程論 / エルゴード理論 / 極限定理 / 数理ファイナンス / マリアヴァン解析 / ランダム分割 |
Research Abstract |
本研究は確率論が本来持つ横断性を有機的に活用・発展させるために,様々な研究テーマの下で第一線で活躍する確率論研究者たちを分担者として,彼等の研究の総和をもって我が国の確率論研究に貢献することを目的としている.以下は本年度に実施された研究集会で発表された本研究代表者および分担者の研究業績の一部である.1.記号力学系のあるクラスが持つ指数的混合性の研究(盛田健彦),2.時間変更確率過程の第一固有値とその応用に関する研究(竹田雅好),3.Ginibre ensembleから定まる点過程の研究(白井朋之),4.二次元ランダムウォークの半直線への到達時間・位置についての揺動理論とその応用に関する研究(磯崎泰樹),5.Fq-係数多項式環のアデール完備化上でのシフトのエルゴード性と大数の法則についての研究(杉田洋),6.ランダム化されたdigamma関数のある極限における大数の法則と中心極限定理の研究(杉田洋),7.ランダムウォークとブラウン運動の様々な汎関数の分布に関する研究(藤田岳彦),8.マリアヴァン解析と数理ファイナンスに現れる数値計算の研究(楠岡成雄),9.ピン留めランダムウォークの訪問点の個数に関する精密な極限定理の研究(濱名裕治),10.Galton-Watson treeの頂点数に関する中心極限定理および局所極限定理の研究(南就将),11.混合型ジャンプ確率過程の熱核測度の評価の研究(熊谷隆),12.非衝突ミアンダーとランダム行列の研究(種村秀紀),13.ランダム分割の数理的構造の研究(半田賢司),14.磁場つきランダムSchroedinger作用素のWegner型評価に関する研究(上木直正).
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Research Products
(11 results)