Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 正和 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90323534)
清水 大雅 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (50345170)
アルアミン アブドラー 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (20418635)
宋 学良 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (00418641)
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Research Abstract |
1.全光論理ゲートデバイスの確立 半導体光アンプ集積マッハツェンダー干渉計型(SOA-MZI)の全光ゲートについて,小型化,高速化,集積化容易性の観点から,ハイメサ導波路の加工技術向上と低濃度ドープクラッド層の導入検討を行った. 2.全光フリップフロップデバイスの確立 多モード干渉結合器双安定レーザ型(MMI-BLD)の全光フリップフロップについて,小型化,高速化,カスケーダビリティの観点から素子構造の最適化を行った.また,従来劈開端面を反射器に用いているために縦多モード動作し,縦続接続が困難という問題を有したため,縦単一モード動作とカスケーダビリティの確保のため,分布ブラッグ反射器(DBR)の導入を行った.その結果,DBR-MMI-BLDの試作開発に初めて成功し,完全単一モード動作を達成するとともに,動作波長範囲の拡大,スイッチング消光比の向上を果たした. 3.試作デジタル光デバイスの特性測定評価 試作された上記デジタル全光デバイスの特性を,波長依存性,偏光依存性,光入出力パワー依存性,挿入損失など,静特性の観点から詳細に測定評価するとともに,動特性評価もおこなって動作速度限界に関する知見を得た. 4.デジタル全光集積回路プロトタイプの解析・設計 全光論理ゲートと全光フリップフロップで構成される基本的な全光パケット処理回路を設計し,その動作特性を解析した.次に,全光ゲートおよび全光フリップフロップ素子を実際に用い,全光パケット処理回路をディスクリートに構成して,その光パケットスイッチング動作を実証した.
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