2005 Fiscal Year Annual Research Report
Theileria orientalisゲノム完全解読と機能分子の比較解析
Project/Area Number |
17208026
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
杉本 千尋 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 教授 (90231373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (10271751)
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)
服部 正平 北里大学, 北里生命科学研究所, 教授 (70175537)
菅原 秀明 国立遺伝学研究所, 生命情報・DDBL研究センター, 教授 (80231372)
阿部 貴志 国立遺伝学研究所, 生命情報・DDBL研究センター, 助手 (30390628)
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Keywords | ゲノム / ショットガン解析 / タイレリア / 原虫 / cDNA |
Research Abstract |
Theileria orientalisの全ゲノム構造を明らかにすることが本研究の目的である。まず全ゲノムショットガンシークエンスをゲノムサイズ(8Mb)のカバー率x7までランダムにシークエンスし、そのデータを結合、コンティグ配列を得た。この段階で80の未結合部分(ギャップ)があり、そのクロージング作業に取りかかった。2006年3月現在ですべてのギャップは埋まり、最終的な配列確認作業を実施する段階に至っている。本原虫の場合、他のタイレリア種と同様、染色体は4本で構成され、それらの合計サイズは8.9Mと計算された。また、感染牛血液からmRNAを抽出し、Gキャッピング法により完全長cDNAライブラリーを得た。その一部のサンプルシークエンスを行ったが、その全長率は約90%であり、宿主由来配列は2/96であった。これについては引き続き10,000クローンの両端シークエンスを行い、ゲノムシークエンス上にマッピングし遺伝子予測結果と比較検討する。さらに新規分子については個々に発現、機能解析を行う計画である。また、比較ゲノム解析の一端として、Theileria orientalisで既に見出されているロプトリー関連遺伝子(ToMRP)の相同遺伝子をT.parvaゲノム配列上に見出し、そのフルサイズの遺伝子を大腸菌で発現させ、抗血清を作製した。さらに、本分子のシゾントでの発現をmRNA、蛋白質レベルで確認した。本分子の機能をさらに解析する計画である。
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Research Products
(2 results)