2007 Fiscal Year Annual Research Report
精子細胞特異的遺伝子群の解析と男性不妊症の診断・治療法の開発
Project/Area Number |
17209052
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田中 宏光 Osaka University, 微生物病研究所, 助教 (10263310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥山 明彦 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20093388)
辻村 晃 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40294053)
宮川 康 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70362704)
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Keywords | 精巣 / 精子 / 男性不妊 / 発生 / 遺伝子 / 蛋白質 / 特異的 / 治療 |
Research Abstract |
実験動物(マウス)における精子細胞特異的遺伝子の解析からヒト男性不妊症の診断・治療法の開発を進めるため、以下の二点に焦点を絞って研究を進めてきた。 1.現在までに我々が単離したマウス精細胞特異的遺伝子についての詳細な構造・コードする蛋白質の機能・特異的発現機構をさらに多くの新たな遺伝子について解析し、精子形成過程における役割を明らかにする。さらに、それらのヒト相同遺伝子をすべてクローニングし、その機能解析を進める。 2.精子形成機構の分子生物学的研究を通じて、ヒト男性不妊症の原因を究明する。基礎研究の成果を応用し、遺伝子変化と男性不妊症との関係を明らかにし、最新の遺伝子解析(マイクロアレー法)、蛋白質解析技術(プロテオミクス法)を用い、その診断法及び治療法の確立を目標にする。 平成19年度我々は、 1.マウス精子細胞特異的微発現する遺伝子群80について染色体上の遺伝子構造を同定し、そのほとんどがヒトにおいても保存されていることを明らかにした。 2.ヒト精液から容易にmRNAと蛋白質を安定的に分離する系を確立し、私たちが作成した精子細胞特異的遺伝子群に特化したマイクロアレーを用い安定的に遺伝子発現をとらえることができた。また、精液から不妊症患者にのみ消失する蛋白質を同定し、抗体作成を終えた。 これらの成果は国際雑誌にそれぞれ発表した。
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Research Products
(13 results)
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[Presentation] マウス精子形成におけるmeichroacidin (MCA)の機能解析2007
Author(s)
徳弘 圭造, 廣瀬 未果, 宮川 康, 辻村 晃, 磯谷 綾子, 岡部 勝, 外山 芳郎, 伊藤 千鶴, 年森 清隆, 武田 健, 押尾 茂, 田井中均, 土田 順次, 奥山 明彦, 西宗 義武, 田中 宏光
Organizer
日本アンドロロジー学会第26回学術大会
Place of Presentation
千葉県
Year and Date
2007-07-06
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