2005 Fiscal Year Annual Research Report
研究成果を実践に根づかせるための専門看護師を活用した臨床-研究連携システムの構築
Project/Area Number |
17209069
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
片田 範子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (80152677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
及川 郁子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (90185174)
中野 綾美 高知女子大学, 看護学部, 教授 (90172361)
勝田 仁美 兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (00254475)
平林 優子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (50228813)
益守 かづき 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (20238918)
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Keywords | 専門看護師 / 臨床-研究連携 / 看護技術:痛み緩和 / 看護技術:退院指導 / 看護技術:家族支援 |
Research Abstract |
本研究は看護系大学3校と臨床が合同して、実施体制を組織し、研究成果を実践に根づかせるために専門看護師(CNS)を活用し、臨床-研究連携システムの構築を目指すものである。今年度は、平成17年7・11月、平成18年2月に研究責任者・分担者・協力者による合同懇談会を開き、まずは研究についての共通理解をはかり、約3回の各班(各大学の研究成果を選択)会議と合わせ、各施設において実行可能な方法案、評価指標を検討し、計画案を決定した。プロセスを把握するための共通の記録用紙(CNSの報告書、連携システム構築記録用紙)等の検討も行った。最終的に、全国の小児専門看護師(登録者および登録予定者)12名を研究協力者とし、11施設(2名が同一施設勤務)に各大学のこれまでの研究成果の導入施設としての承諾を得ている。具体的には、兵庫県立大学では痛み緩和に向けてのアセスメントツール、聖路加看護大学では気管切開後の退院に向けての準備支援ツール、高知女子大学では家族支援のためのエンパワメントモデルガイドラインを用いて、今後、臨床において、ツールの効果の検証・精錬を重ねていく予定である。現在、各班の研究計画について、各大学の研究倫理委員会審査を終了、または4月中に申請予定である。今後、4月は各施設が新人を向かえ負担となることが考えられるので、5月以降に各大学のケアツール等を導入する予定である。また、即時的、双方向コミュニケーションを図るために、11施設12箇所の部署に、専門看護師専用のコンピューターを設置し、メールによるコミュニケーションができるよう整備した。
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