2005 Fiscal Year Annual Research Report
アゼルバイジャン・バク市における都市インフラの再生調査研究〜地震防災の視点から〜
Project/Area Number |
17254001
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
高田 至郎 神戸大学, 工学部, 教授 (40027280)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 隆夫 神戸大学, 理学部, 教授 (00107989)
田中 泰雄 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (40144597)
小池 武 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (10366841)
鍬田 泰子 神戸大学, 工学部, 助手 (50379335)
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Keywords | 地中レーダ探査 / 伏在活断層 / 断層破砕帯 / GIS / 斜面勾配 / パイプライン / リスクマネジメント / 維持管理 |
Research Abstract |
1.アゼルバイジャン・バク市の活断層を特定するために,その西部市街地で地中レーダ探査と地形・地質調査を行なった。得られた全ての地中レーダ画像に異常個所が見つかり,断層の存在を確認できた。また断層で切られた砂層中の炭質物から炭素14年代を測定し,この活断層の活動時期を推定した。 2.アゼルバイジャン・バク市内で表面波探査試験を実施し、現地の地盤条件を明らかにした。そして、これまでに収集できた地図や個々の情報、また実験結果などを一つのシステム上で統合できるようにGISデータ構築した。 3.バク市の水道システムに対する現状の耐震性能分析と今後の地震防災方策を研究するために現地水道技術者より水道ネットワークに関する基本路線図および水道システム構築の考え方、今後の設備投資方策について情報を収集した。また、老朽管路網の耐震化をどういう戦略に基づいて進めることができるか、とくに幹線ラインと配水管路網の両方を見据えた時全体の耐震化を効率よく実施するための戦略をどう進めるかについての最適解を得るために、リスクマネジメント手法による複数戦略から最適戦略を選択するための評価手法について検討した。
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Research Products
(11 results)