2005 Fiscal Year Annual Research Report
開発コンテキストに基づくソフトウェア部品推薦システム
Project/Area Number |
17300007
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
松本 健一 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70219492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門田 暁人 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (80311786)
中村 匡秀 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (30324859)
大平 雅雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70379600)
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Keywords | バースマーク / 協調フィルタリング / アソシエーション可視化 / ソフトウェア再利用 / ソフトウェア開発支援 / ソフトウェアメトリクス / オープンソースソフトウェア |
Research Abstract |
本研究では,部品ベースのソフトウェア開発の効率化を目的として,開発に必要なソフトウェア部品を開発コンテキストに即して開発者に推薦するシステムを構築する.平成17年度の研究実績は次のとおり. 1 バースマーク技術を用いたコンポーネント分析部の開発 Javaプログラムを対象として,バースマークを抽出し,開発の進捗度や完成度,ソフトウェアの特徴的な機能や構造を評価する方式を開発した. 2 協調フィルタリング技術を用いた推薦サブシステムの開発 ソフトウェア開発技術者間の類似度を,代表的な50個のソフトウェア開発技術それぞれに対する興味の度合いの組み合わせで表現する方式を開発した.個々の技術者に対して,「類似度の高い技術者の多くは高く評価しているが,技術者当人は知らない」技術を有用な技術として提示(推薦)したところ,対象となった51名の技術者が平均的に高い興味を示した技術を単純に推薦する場合に比べて,より有用な技術の提示が可能であることがわかった. 3 アソシエーション可視化技術を用いたユーザインタフェース部の開発 「バースマーク技術を用いて得られるソフトウェア固有の特徴量」,「ライブラリ中のソフトウェア部品の情報」,「協調フィルタリング技術を用いたソフトウェア部品推薦で使用する既開発ソフトウェアの情報」,および,「ソフトウェア部品使用履歴」を,アソシエーション作成のデータセットとして再定義した.更に,データセットの要素間の関係,すなわちアソシエーションの集合を効果的に可視化する方式について検討し,可視化インタフェースを試作し,オープンソースソフトウェア開発の代表的な支援サイトの一つであるSource Forge.netに適用し,その有効性,妥当性を評価した.
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Research Products
(6 results)