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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ネットワーク技術とメディア認識技術を融合した高信頼な遠隔構義環境の実現

Research Project

Project/Area Number 17300017
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

中村 素典  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (30268156)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 裕一  京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (40227947)
岡部 寿男  京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (20204018)
波部 斉  京都大学, 工学研究科, 助手 (80346072)
Keywordsネットワーク / 遠隔講義 / ストリーム伝送 / 状況認識 / SCTP
Research Abstract

・高精細度映像の伝送および制御に関する設計および開発
ネットワーク上の2点間に複数の経路が存在する場合、そのような複数のネットワーク経路を併用あるいは切り替えつつデータを伝送する仕組みの一つとしてSCTP (Stream Control Transmission Protocol)がある。SCTPではネットワークに障害が発生した場合に、利用可能な他の経路に自動的に切り替える機能があり、また、利用可能な複数の経路を同時に併用可能な枠組みも備えている。このSCTPを有効に活用する手法を検討するとともに、映像伝送に効果的に活用できるような拡張の検討を行っている。前者については、情報処理学会の高品質インタネット研究会において発表を行った。
・複数のネットワークの状況をモニタする手法の開発
ネットワーク上で発生しうる様々な回線状況に対して、それが伝送される映像・音声に与える影響を評価する手段の一つとしてネットワークエミュレータを利用する方法がある。また、ネットワークエミュレータは、様々なネットワークの状況を把握するための手法を検討するための環境の一つとしても利用できる。そこで、ネットワークエミュレーションボードをNICT(情報通信研究機構)から借用し、そのボードの性能評価を行うとともに、映像伝送に与える影響について調査を行った。その結果、エミュレーションボードを単独で利用するのではなく、dummynet等と併用することが効果的であることがわかった。
・遠隔講義・会議の状況を認識するための認識技術の開発
ネットワークを通じて伝送すべき映像や音声の内容や品質は、遠隔講義や会議の室内状況、また遠隔地間のコミュニケーションの状況などに応じて変動する。そこで手始めとして、会議や講義の進行状況を映像から認識し、例えば会議における合意形成における重要な場面を検出する手法について検討を始めた。このような認識技術は、会議の内容の要約を行う際にも有用であると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Socketの複数アドレス対応による、Socket APIのSCTP拡張2006

    • Author(s)
      丸山伸, 小塚真啓, 中村素典, 岡部寿男
    • Journal Title

      情報処理学会研究報告「高品質インタネット」 No.2006-QAI-018

      Pages: 49-54

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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