2006 Fiscal Year Annual Research Report
物理モデル駆動によるノンフォトリアリスティック画像創成と知的符号化
Project/Area Number |
17300038
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
岡田 稔 早稲田大学, ・教授, 教授 (60201985)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌田 清一郎 早稲田大学, 情報生産システム研究科, 教授 (00204602)
水野 慎士 豊橋技術科学大学, 情報メディア基盤センター, 助手 (20314099)
|
Keywords | グラフィクス / バーチャルリアリティ |
Research Abstract |
本研究では現実世界と仮想世界をシームレスに接続し,情報を効果的・効率的に生成,利用するための枠組みについて研究した.特に実世界での様々な要素の物理的振る舞いに着目した物理モデル駆動の概念を前面にして研究を展開した.本研究は次の2項目から構成される. 1)芸術・工芸の専門家から一般への開放を目的として,非写実的画像合成法(NPR:non-photoreahstic rendering)を用いた形状と画像の生成手法を検討した.特にPBR(physics-based rendering)アプローチに基づき,木彫刻,木版画,銅版画を題材としたコンピュータグラフィックス(CG)画像合成法を開発した,特に木版画ではユーザインタフェースの開発を進めた.また銅版画ではドライポイントと呼ばれる芸術性が高い技術の工程と現象を物理的に模擬し,画像合成を試みた.本研究は九州産業大学芸術学部の協力を得て,専門家の参加により評価が行われたが良好な評価結果を得た. 2)次世代カーナビゲーションシステムの構成法と要素技術の開発を行った.従来型の二次記憶ベースのフルCGによるカーナビに対して,本研究では拡張現実を利用した新方式を提案した.そこでは車載カメラから得た走行前方画像をコンピュータビジョン(CV)技術により符号化し,仮想世界を構築する.その仮想世界の同一視点の画像を生成し,運転者に提示することによってリアルタイム情報を効率的に伝える方式である.そのための期間構成形式と評価を行った.また中心的なCV技術である道路幾何情報の抽出法について検討した.
|
Research Products
(4 results)