2005 Fiscal Year Annual Research Report
可搬移動型拡張現実感システムの共通基盤アーキテクチャの研究
Project/Area Number |
17300039
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
柴田 史久 立命館大学, 情報理工学部, 助教授 (80314425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 秀行 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (10367998)
木村 朝子 立命館大学, 情報理工学部, 助教授 (20324832)
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Keywords | 可搬移動型端末 / 拡張現実感 / アーキテクチャ / 複合現実感 / コンテンツ記述 / 携帯電話 / PDA / ウエアラブルPC |
Research Abstract |
本研究の目的は,現存する最高水準の拡張現実感システムを移動型へと移し替えることではなく,可搬移動型情報機器を画面解像度,処理能力,記憶容量などの複数の軸に応じて分類した上で,それらの要素に起因する数々のシステム実現上のトレードオフを容認し,利用端末や利用形態,提示情報のレベルを選択・設定可能な情報提示アーキテクチャを構築することである.具体的には,拡張現実感技術をベースに,可搬移動型情報機器によって現実の空間を案内・誘導するガイドシステムを主対象とし,1)可搬移動型機器を透過的に扱うためのシステム・アーキテクチャの設計方針,2)情報配信に利用するコンテンツの記述方法,3)試作システムでの検証に基づく実世界中での拡張現実感の利用形態にかかる問題点,を明らかにする.これを,以下の5つの研究項目にわけて考察を進める. (1)可搬移動型拡張現実感システムの共通基盤アーキテクチャの考案・設計・実装 (2)提示情報記述言語SKiT-XMLの仕様策定・実装 (3)可搬移動型携帯端末向けの拡張現実型情報提示機構の設計・開発 (4)可搬移動型拡張現実感システムのためのユーザインタフェースの開発 (5)プロトタイプシステムの開発と実証実験 本年度は標記研究課題に関して以下にあげる研究成果を得た. ・研究項目(1)に関して,可搬移動型情報機器をその能力などに基づいて3種に分類し,そのいずれにも適用できる共通の共通基盤アーキテクチャを設計した.設計に基づいて,携帯電話やPDA,ウエアラブルPC,ノートPCを用いたクライアント端末を実装し,拡張現実型の情報提示が可能であることを確認した. ・研究項目(2)について,提示情報記述言語SKiT-XMLの仕様を策定した.端末の種類に非依存な形式で記述するための言語構造を設計し,それをXMLに基づいた仕様として策定した上で,仕様に基づいた処理系を試作・実装した.
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Research Products
(4 results)