2007 Fiscal Year Annual Research Report
アパレル材料に対する感性情報のモデル化ならびに客観的評価システムの開発と応用
Project/Area Number |
17300070
|
Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
藤本 尊子 Hokkaido University of Education, 教育学部, 教授 (00115073)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 眞知子 岐阜市立女子短期大学, 生活デザイン科, 准教授 (80123628)
浅野 晃 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60243987)
森田 みゆき 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10174434)
|
Keywords | アパレル材料 / 感性 / 画像特徴量 / 官能評価 / 物性値 / 羊毛布 / 客観評価 / 質感 |
Research Abstract |
本研究の最終年度(3年目)にあたり、これまで2カ年にわたって、集積したデータをもとに繊維材料の「質感」に対する人間の「感性」を,画像特徴量や物性値を用いて,刺激一人間一質感評価値の系をモデル化あるいは相互連関のメカニズムを提案する.羊毛布および絹麻布を中心にさらなるデータの集積により,さまざまな繊維材料の「質感」の客観的記述を行う。今年度後半は、繊維原産国であるニュージーランド(羊毛)および中国(絹麻)の海外研究協力者とも連絡をとりつつ、成果のとりまとめを中心に研究をすすめた。 1.同一色で染色工程、組織、改質処理したアパレル材料に対する人間の「感性」による「質感」のうち視覚情報をデジタル化して整理しモデリング、説明した。(浅野、藤本、村上および研究協力代表者:Dr.Surinder Tandon、森) 2.前年度の検討結果を応用し、絹麻、絹、麻織物の品質改良と改質効果を体系的に検証、記述した。(森田、藤本、研究協力者Ms.Ma Yihua、) 3.平成17、18年度、2回にわたって開催したニュージーランド旧羊毛研究所(代表:Dr.Surinder Tandon)とのワークショップ成果を生かし、羊毛中厚手、厚手(カーペット地)の測定技術の開発も含めて総合的に客観評価を行った。材料(機能付加加工条件を含む)の面、記述手法(従来的記述、デジタル記述、官能評価)面からの評価システムを追求した。 4.1.2.3の成果を国際会議(International Conference on Kansei Engineering and Emotion Research)にて公表するとともに論文にまとめた。材料客観評価値の最終用途アパレルあるいは製品の性能評価への適用について最終年度研究会(札幌)を開き、報告書にむけた内容の検討を行った。
|
Research Products
(8 results)