2007 Fiscal Year Annual Research Report
非線形時間依存予後因子を考慮するセミパラ生存時間データ解析法の開発と応用
Project/Area Number |
17300091
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
柳川 堯 Kurume University, バイオ統計センター, 教授 (80029488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角間 辰之 久留米大学, バイオ統計センター, 教授 (50341540)
森川 敏彦 久留米大学, バイオ統計センター, 教授 (60425155)
野中 美佑 久留米大学, バイオ統計センター, 研究員 (90389320)
米本 孝二 九州大学, 大学院・医学研究院, 学術研究員 (90398090)
服部 聡 久留米大学, バイオ統計センター, 研究員 (50425154)
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Keywords | 生存時間解析 / 時間依存共変量 / スプライン関数 / 関数分散分析 / 情報量基準 / くり返し測定 / コホート研究 / 脳卒中 |
Research Abstract |
◇比例ハザード性が成り立たない場合の時間依存予後因子を考慮するセミパラ生存時間データ解析法を開発するとともに,その計算アルゴリズムを開発し,コンピュータプログラムを作成した。開発した方法を久山町コホートデータに適用し,その理論、解析法、結果を国際会議で発表した。また,Statistics in Medicine誌に投稿し,掲載が決定した。開発した方法を,中学生の視力低下データの解析に適用し,開発した方法が生存時間データ以外の解析方法としても有力であることを立証し学会で発表するとともに,学術雑誌に投稿した。 ◇相関のある生存時間データに対するセミパラメトリック変換モデルに対する回帰診断法を開発し,Lifetime Data Analysis誌から出版した。また乳癌患者における分子標的マーカー間の関連(pathway)と生存の関係を,主成分分析等により解析し,Cancer Research誌から出版した。 ◇基底関数展開法に基づく非線形混合効果モデルについて研究した。モデルを構築するときの問題として基底関数の個数の選択があり,その選択法の1つとしてベイズアプローチに基づくモデル評価基準を提案した。提案した手法の有効性を数値実験等で検証し,その成果を国際会議や日本数学会等で発表した。 ◇国際会議を開催し,以上の成果を世界に向けて情報発信した。
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Research Products
(50 results)