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2005 Fiscal Year Annual Research Report

in-vivo実質臓器可視化システムによる腎微小循環調節機能の解析

Research Project

Project/Area Number 17300164
Research InstitutionKawasaki Medical School

Principal Investigator

仲本 博  川崎医科大学, 医学部, 助手 (10299183)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢田 豊隆  川崎医科大学, 医学部, 講師 (00210279)
小笠原 康夫  川崎医科大学, 医学部, 助教授 (10152365)
梶谷 文彦  川崎医療短期大学, 臨床工学科, 教授 (70029114)
Keywords実質臓器 / 可視化 / 腎微小循環 / 循環調節機能
Research Abstract

本年度(〜平成18年3月31日)の研究計画に沿って記述すると、
1)高解像度CCD生体顕微鏡システム
計画していた精度で3次元画像構築の可能なシステムをある程度実現することが出来た。当初予定していた生体での観察を目的とした正立型顕微鏡システムでは、拡大倍率を上げることが困難であると判明した。また、300倍の拡大率であってもラットの呼吸運動と大動脈、腎動脈の拍動の影響が大きいことが判った。しかし、使用する動物をラットからマウスに変更し、ステージに動物を固定するだけでなく、剖出した腎も固定したところ、呼吸と拍動の影響を質的観測には影響がないまでに、改善することに成功した。さらに、倒立型を試し、かつ高速度撮影が可能なCCD(秒70枚)を用いたところ、蛍光を用いれば3次元画像構築には共焦点システムを応用することが可能と判明した。
2)システムの精度
測定精度は、質的な観測には支障がない。現在の倍率は、300倍である。倒立型共焦点システムに応用すると、1000倍が実現可能である。
3)in-vivo実験および安定性の評価
マウスにての実験で、4時間もの長時間に渡って血圧、呼吸、心拍数が安定していることを確認した。また、薬物を投与してDICという病態の腎糸球体における病態観察にも成功した。
4)現在は、データ蓄積は、DVDベースで行なっている。ただし直ぐに、市販のDVDの規格である4.7Gを超えてしまう点に苦労している。
5)蛍光を使用することから、血管径や細胞の大きさの計測ではなく、微小循環における物質移動へと研究対象を変更する必要がある。
以上の成果の一部は、平成18年3月末の日本循環器学会で発表することが、決定している。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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