2005 Fiscal Year Annual Research Report
回流水槽を利用したカヌーと競泳競技中のデータモニタリングとトレーニング方法の開発
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17300213
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| Research Institution | Nippon Sport Science University |
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Principal Investigator |
船渡 和男 日本体育大学, 体育学部, 教授 (60181442)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川原 貴 国立スポーツ科学センター, 医学研究部, 主任研究員 (60169753)
松尾 彰文 国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 副主任研究員 (60126167)
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| Keywords | スポーツ科学 / バイオメカニクス / コーチング・トレーニング / スポーツ生理学 / フィットネス |
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| Research Abstract |
1 研究用特殊カヌー艇の作製と回流水槽での作動確認
国立スポーツ科学センター(JISS)には,2基の回流水槽と一人乗り用(シングルカヌー)のデータ計測システム1式が現有設備として設置されている.平成17年度では先ずペアー(K2)用のカヌー艇の入手と回流水槽で活用するために、艇力入出力装置との連結部分の開発及び作成を第一の目標とした。選手が実際に競技会で使用するK2艇(ポーランド製)を入手し、JISSの回流水槽で利用するために艇先端に艇入出力装置との連結盤の装着と艇の補強施工を行った。また、回流水槽でのK2試行に当たっては選手の安全性を十分に確保するために、上部にガードレールを設け、ライフラインの確保を行った。
2 実漕中の生理学的反応及び艇の移動速度の計測
カヌーペア競技に関して、実漕との生理学的諸変量と対比することにより、回流水槽での流速設定などのトレーニング方法を開発するために、戸田オリンピックコースで1000mタイムトライアル中に各種データを収集した。生理学的負担度は、携帯式呼吸代謝計測装置(K4、Cosmed社)を用いて、心拍数(HR)、酸素摂取量(VO2)、換気量を収集した。一方、実漕1000mタイムトライアル時の艇のスピード変化をGPSを用いて計測した。JISSの回流水槽を用いて上述と同様に携帯型呼吸代謝計測装置を用いて、シングル艇とK2艇での生理学的負担度を艇の力学的計測と合わせて計測した。さらにトレーニングによる人体の形状変化を評価するために三次元人体計測装置の設置と測定法の開発を行った。
3 カヌー競技中のレース分析
平成17年10月12-16日に石川県木場潟カヌー競技場で開催された日本フラットウォーターレーシング選手権大会において、レースしている艇の側方から審判艇を併走してビデオ撮影し、レース中の艇の速度変化、ピッチ、ストローク長などについて分析を行った。
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