2007 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの適正運動量測定システム及びIT機器を用いた運動プログラムの開発
Project/Area Number |
17300218
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
三村 寛一 Osaka Kyoiku University, 教育学部, 教授 (90116179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 豊子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90047308)
朝井 均 大阪教育大学, 保健センター, 教授 (60047280)
鉄口 宗弘 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70397793)
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Keywords | ライフコーダー / スポーツテスター / 酸素摂取量 / 30種類の遊び / 1日の身体活動量 / 遊びの種類と運動強度 |
Research Abstract |
小学校1年から6年生児童、男子99名、女子123名(計222名)を対象とした。 (1)アンケート法により児童が日常生活でよく遊ぶ運動種目を選定した結果、低学年では鬼ごっこ・縄跳び・ドッジボール、中学年ではドッジボール・キャッチボール・一輪車、高学年ではサッカー・野球・バスケットボールなど30種目の遊びが選ばれた。 (2)ライフコーダー及び行動観察法を用いて児童の1週間の活動量を測定し、遊びの種類とその運動強度を選出した結果、1日の歩数で最も多い値を示したのは1年生で21200±4620歩で、最も少ない値は5年生で16460±5038であった。また、運動量では1年生が2年生を上回っているものの、学年があがるに伴い値が増加する傾向を示した。性別で見ると、歩数・運動量ともにすべての学年において男子が女子より優位に高い値を示した。遊びの種類と運動強度において、運動強度が高かった遊びはサッカー・縄跳び・バスケットボールで、これらは体育の授業や放課後・休日によく見られ、LC運動強度において5〜7の範囲の値を示した。 (3)トレッドミルによる多段階漸増負荷テストを行い、最大下運動中における酸素摂取量・心拍数・LC運動強度について有意な正の相関関係が(r=0.9,p<0.01)が認められた。また、最大運動中における最大酸素摂取量は46±6.7ml/min/kg、最大心拍数は195±3.9bpmであった。 (4)上記で得られた30種類の遊びについてスポーツテスター(心拍数測定)およびライフコーダーを用いて3分間の運動を実施し各種の運動中における運動強度を測定した。その結果、運動強度が高い遊びは縄跳びで90%VO_2max、バスケットボールでは80%VO_2maxであった。
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Research Products
(2 results)