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2005 Fiscal Year Annual Research Report

農山村の地域資源を活用した環境共生教育に関する拠点形成プログラムと情報システム

Research Project

Project/Area Number 17300252
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

重松 敏則  九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (70094505)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝廣 和夫  九州大学, 芸術工学研究院, 助手 (30284582)
Keywords環境教育 / 農林体験 / 農山村体験 / 青少年教育 / 広域連携 / 環境認識 / 環境共生教育 / 地域資源
Research Abstract

本研究は、福岡県八女郡黒木町笠原地区にある休校中の「笠原東小学校」を宿泊拠点として活用し、周辺の河川、里山、棚田等の農林地を体験活動のフィールドとして利用することを念頭に置き、都市に住む(1)18〜25歳の青年層、ならびに(2)高校生、(3)中学生を被験者とし、2泊3日の宿泊体験や農作業などから得られる連帯感や充実感、ならびに、作業の難易度の差異を明らかにすることを目的に9月下旬から10月にかけて4回行った。
得られた被験者は(1):37名、(2):6名、(3):10名、そして(1)(2)(3)の混合コースを設け、15名の参加を得た。全ての体験活動のプログラムは次に示すような内容とし、同一のものとした。
1日目:午前;大学から小学校への移動、事前アンケート調査、午後;竹きり・竹細工
夜;農林家との懇談・グループ討論
2日目:午前;菜種の種まき・溝きり、午後;スギ林での枝打ち・間伐、
夜;農林家との懇談・グループ討論
3日日:午前;スギ林での枝打ち・間伐、午後;事後アンケート調査、小学校から大学への移動
上記の調査結果から次のようなことが明らかとなった。
・都市部に暮らす青少年が農山村に関わる場として宿泊による農林業体験実習は貴重な機会である。2泊3日の合宿期間の長さは適切であると判断された。
・農林体験作業全般の難易度は、中学生の40%が「難しかった」と回答しており、疲労感もみられた。高校生、大学生に対しては適切であった。
・全体的に満足度が高いほど疲労感は低下し、また、同一学年よりも混合コースの方が意欲・満足度が高かった。
・参加者のほとんどが、「参加してよかった」と満足感を表明したが、一般公募をかけても最初の参加には勇気が必要なため、教育課程に組み込むべきという意見が多かった。
・休校校舎での宿泊は好意的に受取られたが、トイレなどの改修要望が多かった。
以上のような結果を受け、18年度は対象を広げ、社会人、社会人と小中学生、社会人と中高生という組合せで同様の研究を継続する予定である。また、撮影記録した映像を編集し、情報伝達の媒体として完成させる予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 社会参加による里山・棚田保全の取組み2005

    • Author(s)
      重松敏則
    • Journal Title

      人と国土21((財)国土計画協会) 31巻・3号

      Pages: 10-15

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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