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2006 Fiscal Year Annual Research Report

農山村の地域資源を活用した環境共生教育に関する拠点形成プログラムと情報システム

Research Project

Project/Area Number 17300252
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

重松 敏則  九州大学, 大学院芸術工学研究院, 教授 (70094505)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝廣 和夫  九州大学, 大学院芸術工学研究院, 助手 (30284582)
Keywords環境共生 / 環境教育 / 自然体験 / 地域資源 / 農山村問題 / 地域活性 / 里山保全 / 農林体験プログラム
Research Abstract

過疎により閉校となった、福岡県八女郡黒木町の笠原東小学校を事例として、自然体験や農山村生活の体験、農林作業体験、ならびに、地域資源を活用した循環型共生生活を実体験する、滞在型環境教育の拠点として活用することを意図し、地域社会および都市域の教育機関やNPO等と連携した拠点形成プログラムの開発と、その過程のビデオ記録等による情報発信システムの制作を目的に行った。
まず、地域の自然資源を活用した環境共生施設として、五右衛門風呂およびオガクズ・バイオトイレを建築廃材や間伐材を活用して設置するとともに、薪ストーブの設置、ならびに、グリーンファンドの助成による太陽光発電パネルおよび小型風力発電機を設置した。教室を宿泊室、家庭科室を炊事室、職員室を食堂兼交流談話室等として活用し、以上の環境共生施設を使用する2泊3日の農林体験プログラムを、小・中・高校生、ならびに、大学生、社会人を被験者として、計8回実施した。
農林体験のメニューとしては、スギ・ヒノキ林の間伐と枝打ち、竹林の伐採と竹細工、稲刈りや菜種の播種、苗の定植を用意して行った。これらの体験プログラムの前後にアンケート調査を実施するとともに、写真やビデオカメラで撮影記録した。現在、一連のアンケート調査結果の集計・解析中であるが、概略の結果として、ほとんど全ての被験者が、参加したことや農林体験をしたことに満足し、充実感を得ていること、機会があれば再度参加したいと希望していること、また、参加体験することによって、農山村や農林業に対する興味や理解を深めていることが明らかとなった。
一連の本調査の取組みに触発され、黒木町当局は校舎への薪ボイラーの設置による風呂と温シャワーの設備、ならびに、汲取り式トイレから水洗トイレへの改装等を行い、この元小学校は平成19年4月より、広く都市住民や青少年を対象とする農林体験交流施設「笠原東交流センター(愛称:笑顔の森)」として発足し、地域住民により組織された「笠原里山振興会」により運営されることとなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 農村村を活用した青少年向けの環境教育体験プログラムについて2006

    • Author(s)
      重松敏則, 朝廣和夫, 松藤有希
    • Journal Title

      日本造園学会九州支部 研究・事例報告集 Vol.14

      Pages: 31-32

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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