2006 Fiscal Year Annual Research Report
現職教員向け遠隔教育における多様な能力の受講者によるチーム学習での学習参加の研究
Project/Area Number |
17300276
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Research Institution | BUKKYO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
西之園 晴夫 佛教大学, 教育学部, 教授 (90027673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 清治 佛教大学, 教育学部, 教授 (20278469)
黒田 恭史 佛教大学, 教育学部, 准教授 (70309079)
達富 洋二 佛教大学, 教育学部, 准教授 (40367983)
小林 隆 佛教大学, 教育学部, 准教授 (10351305)
宮田 仁 滋賀大学, 教育学部, 教授 (50263166)
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Keywords | 現職教育 / 協調自律学習 / 多様な学習者 / チーム学習 / 遠隔教育 |
Research Abstract |
現在の教育が当面している課題は,教師一人によって解決できるものではなく,チームを組んで問題解決にあたらなければならない.さらに教育理念からのアプローチよりも,直面している問題に取り組めるような教育実践の研究方法論がきわめて重要である.従来の教育方法学が教育思想あるいは教育理念からのアプローチであったのに対して,教育の実態から出発する教育技術学の枠組みをとったときの授業研究の方法論について研究した.さらにユビキタス情報コミュニケーション技術の事態を迎えてのケータイならびにPDAを教育に活用する方法について研究した.さらにわが国は大量の教師教育を実現する必要があるが,そのために協調自律学習の方法について研究し,学部学生に対して実現しただけでなく,すでに現職教員にたいして試みている.しかも今後の大量の教師教育を予想しさらにいまなお高騰している大学の授業料のことを考えるとき。高品質低コストの教育方法を開発することは焦眉の課題である.さらに情報コミュニケーション技術の進歩は変動社会をもたらし失業や転職が日常化する社会が実現しているが,そのような社会でのニートなどの教育問題が新しい教師教育の問題として突き付けられている.このような問題からみたとき,遠隔教育のための協調自律学習,高品質低コストの教育,多様な学習者に対応できる教育訓練などが重要な研究課題であった. 以上の研究成果について,国際学会ではEuropean Distance and E-Learning Network, Web-Based Communities, Web-Based Educationなどの学会に発表して宮田が学会論文賞を与えられた。また西之園は日本教育実践学会の論文賞が与えられた.また,日本教育工学会,日本教育実践学会,教育システム情報学会,日本教育社会学会などにおいて発表した.
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Research Products
(5 results)