2005 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタスネットワーク社会における地理情報の新しい表現と利用に関する研究
Project/Area Number |
17300297
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
若林 芳樹 首都大学東京, 都市環境学部, 准教授 (70191723)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 喬 法政大学, 工学研究科, 教授 (60267325)
岡本 耕平 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (90201988)
村越 真 静岡大学, 教育学部, 教授 (30210032)
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 教授 (30210305)
有川 正俊 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (30202758)
|
Keywords | GIS / ユビキタスネットワーク社会 / 空間認知 / 地図 / ナヴィゲーション |
Research Abstract |
本研究課題を5つのサブテーマに分けて、それぞれ以下のような分担で研究を実施した。 (1)日本における地図の販売・普及状況について、関係する業界団体等でのヒアリング調査を行い、資料を収集するとともに、世界的にみて日本での普及率が高いカーナビと位置情報サービスについて詳細な情報収集と分析を行った。また、比較のために、欧州でのカーナビと位置情報サービスの現状について資料収集を行った。 (2)ITを駆使した新しい地理情報伝達の方法について、技術的側面から検討するとともに、国土交通省が東京と神戸で実施した実証実験についても情報収集を行った。 (3)IT技術を用いた新しい地図表現が、利用者の側からみて、従前の地図とどのような違いをもたらすかを実験によって検討した。具体的には、自動車ドライバーによるカーナビ地図の利用を想定して、地図の内容や表示方法が空間認知とナヴィゲーションに与える影響について実験を行った。 (4)作り手と使い手が共同で地図作成に取り組む事例として防災マップをとりあげ、公衆参加型GIS(PPGIS)の技術を応用した対話型地図作成の有効性と課題について検討した。 (5)スペインで開催された国際地図学会(ICA)大会およびオーストリアで開催されたLBS(位置情報サービス)シンポジウムにて研究成果の一部を発表するとともに、開催地の欧州をはじめとする諸外国での地図の普及と利用の現状について情報収集を行った。 上記の作業の一部は平成17年度日本国際地図学会定期大会の特別セッション「ユビキタスマッピングの可能性」などで報告した。また、分担課題の進行状況について、東京で打合せを行った。
|
Research Products
(2 results)