2007 Fiscal Year Annual Research Report
高規則性ナノ孔を有する有機-無機ハイブリッド超薄膜の創製
Project/Area Number |
17310049
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
川上 浩良 Tokyo Metropolitan University, 都市環境科学研究科, 教授 (10221897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝山 章一郎 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (90315755)
鈴木 嘉昭 理化学研究所, 先端技術開発支援センター, 先任研究員 (40342802)
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Keywords | 有機-無機ハイブリッド / 超薄膜 / ナノ孔 / イオン照射 / プラズマ処理 / プラズマイオン注入法 / 水透過性 / 阻止率 |
Research Abstract |
高規則性ナノ孔径を有する多孔質膜は、超省エネルギー的な環境調和型かつ低負荷型の高効率な物質認識、物質分離を可能とする次世代型多孔質膜としてその創製が期待されている。無機材料からなる高規則性ナノ孔径多孔質膜の合成が精力的に進められているが、現状ではその孔径は十数ナノが限界であり、ナノ、サブナノ孔径の形成は難しく膜の強度や大面積化にも問題がある。 本研究では、従来多孔質膜の性能を凌駕する高透過能・高認識能を有する新規有機-無機ハイブリッド超薄膜の合成を試みた。 本研究で用いた有機-無機ハイブリッド超薄膜の作製法は、非対称膜にイオン照射、プラズマ処理を施し、表面に親水性を付与させることにより、水透過、ナノ濾過機能を検討した。この有機-無機ハイブリッド超薄膜は従来の炭素膜や無機膜に比べで柔軟性に富み、高分子膜が有するハンドリングの良さと炭素膜、無機膜が持つ耐熱性、耐酸性を兼ね備えた膜特性を示すことが明らかとなった。また、この有機-無機ハイブリッド超薄膜のナノ濾過性能が従来のナノ濾過膜に比べ水透過性、分離機能共に上回るものであった。
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Research Products
(3 results)