Research Abstract |
高濃度(1,000〜2,000ppm)高温(>250℃)NOx・SOx・微粒子同時処理可能システムを構築することを目的として次の5項目を評価した.(1)2,000ppmのNOに対して各種反応器のN_2プラズマによるNOx還元性能・吸着剤の再生性能の評価,(2)リモートプラズマを用いたNO酸化法の最適化,及び充てん塔式スクラバの運転条件の最適化,(3)高温ガスに対するリモートプラズマ酸化法の性能評価,(4)DPFによる微粒子(スス)捕集とリモートプラズマによるNO酸化、生成したNO_2によるスス燃焼、及び湿式スクラバを用いたディーゼルエンジン排ガス中のNOx・SOx・微粒子同時除去システムの評価,(5)ディーゼル排ガス処理にはプラズマやオゾン酸化によるNO_2及びオゾンを用いたスス低温(<250℃)・無触媒燃焼。(1)で用いた反応器は内径21.5mmの石英管と径が2mmのステンレス放電線,管表面に密着させた50mmのアルミ箔の対向電極からなる‘線-円筒型',線-円筒型に直径3mmのBaTiO_3ペレット(富士チタン製,BaTiO_3,□_r=5000)を充填した‘ペレット充填型',直径3mmのBaTiO_3ペレットを内面に1層に接着‘ペレットコート型',直径13mm,長さ83mmの沿面放素子(増田研究所製,OC-002)をアルミ製容器に収めた‘沿面放電型'である。電源としては,目的に適応させて,AC高電圧電源(60Hz〜30kHz)やパルス電源を用いた.パルス電源としては,IGBTスイッチによる高電圧極短パルスを用い,それぞれの応用に適したものを選択し,最適化を行った.
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