2006 Fiscal Year Annual Research Report
平成17年10月新潟中越地震による全村避難地域の復興に関する文理融合総合研究
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17310089
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
鈴木 典夫 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (90299165)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山川 充夫 福島大学, 副学長 (00094285)
福島 哲仁 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90208942)
坂本 恵 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (90302314)
永幡 幸司 福島大学, 共生システム理工学類, 助教授 (50312765)
丹波 史紀 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (70353068)
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Keywords | 地震 / 防災 / 地域計画 / 人間生活環境 / 社会福祉関係 / ボランティア |
Research Abstract |
1、研究会活動:4月から、月2回程度の学習研究会を開催し、研究内容の検討を進めた。その研究会の一環で、7月には日本福祉大学名誉教授金持伸子氏による「阪神淡路大震災の継続的支援について」のレクチャーを受けた。 2、視察及びヒアリング活動:年度を通して、長岡市山古志支所・長岡市青葉台地区仮設住宅・長岡市山古志地区帰村住民へのヒアリングを数回(5月・7月〔2回〕・11月・1月・2月)にわたり行った。 3、調査活動:8月には、昨年に引き続き旧山古志村住民を対象とし、約100項目にわたる「仮設住宅における生活調査」と、新規に「生活のストレス調査」を家庭訪問による対面調査で実施し(サンプル数150ケース)、分析を進めた。また、住宅再建に関するアンケート調査も実施し(サンプル数178ケース)、仮設住宅から帰村する上での課題を分析した。11月には、山古志支所職員を対象とし、この調査の中間報告会を現地で開催した。 4、成果報告:7月には、阪神淡路大震災の被災者生活調査を行ってきた金持伸子氏、新潟県中越地震における仮設住宅の居住性に関する調査を行ってきた木村悟隆氏などを招聘し、上記の仮設住宅における調査結果を含め、「被災住民の生活再建と災害復興に向けた課題」と題したシンポジウムを福島市で主催した。また同月「もとめられる医療通訳者養成研修プログラムとは何か」の研究交流集会を開催し、外国籍住民への通常及び緊急対策を討議した。9月には日本音響学会秋季大会(金沢大学)において、永幡が「震災避難所の生活環境における音の問題と他の問題の関係-新潟県中越地震の避難所における音の問題について(2)」を発表。11月にはホノルル市で開かれた「Inter-Noise 2006」にて永幡が「中越地震における仮設住宅での音環境問題について」を発表した。 5、その他:2月には福祉関係者による「若手・院生研究会」に招かれ丹波が本研究の中間成果報告を行った。3月からは、来年度児童の環境認識調査(ワークショップ形式)を行うため学校関係者とヒアリング及び調整に入っている。
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Research Products
(2 results)